「区間全駅」について

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「区間全駅」コーナーの定義と注釈

 この「区間全駅」のコーナーは、ある路線の、主要駅と主要駅の間にある全ての駅(旅客駅に限ります)を、制作者の目から見て、駅にあるなにげないもの、あるいは変わったもの、その駅の持つ雰囲気などをできるだけ肯定的に捉えてご紹介するコーナーです。

取材・掲載時期による例外

 初期の頃(主に2003年以前)に取材したものについては、「このサイト「気になる駅」コーナーの視点からご紹介する」という視点で取材・記載を行っていたため、主にその駅にある変わったもの・設置物等「気になるもの」を掘り下げてご紹介するものになっている駅が多数あります。そのため、「肯定的に捉える」とは逆の方向になっているものがあるかも知れません。コーナーを続けていくうちに視点が変わってきていますが、これについてはご了承ください。(「気になる駅コーナー」は現在は存在しませんが、この「区間全駅」コーナーができるきっかけとなったもので、何度か通る度に気になってくる駅をご紹介し、その駅にある面白そうなものにスポットを当てるコーナーでした。)

対象範囲

 日本国内、あるいは国外も機会があれば含み、国内の場合はJR・第三セクター・公営・私鉄を問いません。路面電車の電停も含みます。ただし、日本全駅を指向してるわけではありません。あくまで、その時に足が向いたところ、行きたかったところに「区間」を設定し、その中の全駅を目指します。ですから、一応、全路線・全駅を対象にしますが、現実は、気が向かなければ対象外です。気が向くかどうかはその時の気分によります。

区間の設定方法

 基本的に主要駅間を「区間」として設定しますが、その「主要駅」とはあくまで相対的なものであり、絶対的なものではありません。運営主体・路線名の都合や、何よりもその時取材できたか否かによって、任意に区間を設定します。ですから、都道府県庁所在地駅であっても「区間」の途中駅になることがあります。さらに、例えば路面電車などで、途中で分岐していて、いくつかの線名で構成されているものであっても、一つの「区間」として扱うことがあります。

 また、駅数が少ない支線に関しては、全線で「一区間」として扱うことがあります。さらに、本線や長い支線の場合は、「区間」と「区間」が隣接して、それが連なってしまうことがあります。

 さらに、掲載する区間が接してしまったとき、例えば「山陽本線 姫路−岡山間」と「山陽本線 岡山−福山間」などと、2区間以上を接して掲載したとき、接点となる駅(この例では岡山駅)を両方に掲載するのではなく、原則として、先に掲載していた「区間」に掲載することとします。(この例では、姫路−岡山間は、姫路−高島間の掲載、岡山−福山間は岡山−東福山間の掲載)ですから、直江津駅は、北陸本線 糸魚川−直江津間に掲載していますし、米原駅は北陸本線 敦賀−米原間の掲載です。例外として、極端にややこしくなる場合は、あとから掲載した区間に移すこともあります。(実例は、大阪駅(大阪環状線→東海道本線)と六日町駅(北越急行→上越線)。今後は五稜郭駅がこの扱いになる予定です。)

 なお、一つの駅に2つ以上の会社が乗り入れる場合、駅の規模と構造、両社の取材時期を考慮して、一つの駅として掲載するか、別駅扱いとするかは、個別に判断します。なお、将来的に新幹線を「区間」として扱うことがあれば、在来線と別駅として扱う構想があります。

「すべての駅」の意味

 まずは旅客駅のみとします。また、臨時駅に関しては、その区間を取材した日に営業しているか否かで対象とするかどうか決めます。ですから、その日営業していたら対象としているのですが、今までの例でいくと、どちらかというとそっちの方が例外かも知れません。(対象となった臨時駅→旧富山港線競輪場前駅。対象とならなかった臨時駅→大糸線ヤナバスキー場前駅、長崎本線バルーンさが駅。)

Q&A

Q:○○線はいつ掲載するのですか?

A:この「区間全駅」では、制作者の気分次第で取材をするかどうか決めます。そのため、ご質問の○○線については、取材をするかどうかはその時まで分かりません。永遠に掲載をしないかも知れませんし、今週末に行って、早々に掲載をするかも知れません。

Q:次はどの路線を考えていますか?

A:これについても、実際、どの路線を取材することになるか、私自身も分かりません。その時の気分によります。

掲載方法

 各駅について、基本的には駅名標と駅舎の写真。そして、その他に、目についたもので面白そうなものの写真を数枚、(目安として、駅名標・駅舎を合わせて計7枚程度)を、思いついた文章と共にご紹介する形になります。また、正式にアップしているものについては隣接駅との相互リンクを行い、順に各駅を御覧頂けるように配慮します。

掲載事項について例外

 一応、規格としては「駅名標・駅舎」なのですが、それら駅名標・駅舎の写真が欠けても、「規格外」ということにはしません。撮り忘れ、あるいは一つしかない駅名標の前にずっと人がいて、それを撮るとトラブルになりそうだった、あるいは工事のため、あるいはそもそも駅名標がなかった、ということもあります。駅名標がなかった場合は代用品を使うこともありますが、実際の有無にかかわらず、絶対に撮って掲載するものではありません。駅舎についてはそもそもないところも多いです。

「区間」として掲載するか否か

 「区間」を設定して、取材した場合であっても、必ずしもその旅で全駅の取材が終わるわけではありません。そこで、中途半端なものが存在しますが、その場合、設定した区間の過半数の駅が取材できていれば、正式な「区間」として掲載をします。半分以下だった場合、あるいはたまたま一駅だけ撮った場合でそもそも「区間」の設定すらしていない場合は「仮置き場」として、別に掲載します。「仮置き場」に掲載したもので、将来的に設定した区間の過半数の取材ができれば、正式なものに移転させますので、その際はURL、ページタイトルが変更になります。(ただし、「仮置き場」と称しておきながら、近いうちに他の駅を取材する予定であるものは、URLを仮置き場(/kari/・・・)ではなく、正式なものにしている場合があります。)

 また、「設定した区間の過半数」には、当該区間の対象駅の他に、両端駅あるいは中間にある分岐駅等で、他の区間で掲載しているものも含んで判定することにします。

 なお、原則として、中途半端なものについてはいずれ残りの駅を取材するつもりですが、一部、それを指向していない区間があります。それについてはなるべく本文中に注記しております。(例:津軽線の大平・大川平〜三厩の各駅。中小国まで繋げる必要があったため、「津軽線」という区間設定をしたが、実際は中小国までしか考えていない)また、「仮置き場」については、そもそもその区間を取材する機会が多分ないだろうなと思われるものも多数あります。

Q&A

Q:仮置き場に掲載している○○駅と、本文中に掲載している××駅は隣接しているのにリンクをすべきではないですか?

A:あくまで、「区間」を跨ぐリンクについては、正式に掲載しているもの同士で行っています。「仮置き場」はあくまで「仮」に過ぎないため、リンクしません。ただし、別の意図で仮置き場を跨いでリンクすることはありますが、これはあくまで任意です。

Q:本文に掲載している●●駅の隣、××駅は「未取材・取材時期未定」となっていますが、この前行ってこられたんではないですか?

A:これはあくまで●●駅掲載時の状況を示しています。実際に××駅を掲載するまで、手間がかかるためこの部分は修正の対象にしていません。

Q:「○○駅(次回以降の更新で追加)→」って書かれて、リンクされていませんが、その「○○駅」は、既に掲載されているようなんですが・・・。

A:すいません。これはよくあるミスです。注意を払って更新しておりますが、なにぶん、掲載されている駅数が多いため、一度忘れると発見されることが少ないです。もし見つけたらメールかブログのコメント(可能な時期に限る)あるいは掲示板(設置されている時期に限る)にてお知らせいただけますと幸いです。

掲載要項

 取材日の取材時間帯に、私が見たものをご紹介します。ですから、載っている内容はあくまで取材日の取材時間帯のみ有効な内容でありまして、翌日、あるいは数時間後には変わっているかも知れません。また、取材後の変化についてはこのサイトでは一切関知しません。

取材日の取材時間帯に、私が見たものをご紹介します。(免責事項)

 ということで、例えば、その時、たまたま何かの行事があったとか、1年にわずかな期間しか咲かない花が咲いていたとか、そういうものを大々的に取り上げることがあります。他の時期に行っても、同じものを見ることができないということもありますのでご注意ください。また、特に市町村名変更等で、掲載されているものの内容に大きな変化があることがありますが、これについても変更・注記は行いません。

 また、「ほんとうはこの駅にこんなものがあるのになぜ載せないのか」ということを言われましても、困ります。取材時間の関係、あるいは私の目が届かなかった、印象に残らなかったなどで、「本来その駅で紹介すべきもの」を全て紹介しているとは限りません。あくまで「個人的な目で見たその駅のご紹介」という位置づけですので、ご了承ください。

 …といいましても、「区間全駅」を続けていくうちに、初期の頃取材した駅を改めて行ってみますと、ちょっと「見る目」が変わってきているのか、取材時に目につかなかったものがどんどん見えてくることがあるんですね。ということで、再訪時にいろいろな「発見」がありましたら、追加・差替等を行うことがあります。ということで、「この駅には、ほんとうはこんなもんがあったんやけどね。見んかったん?可哀想に…。」みたいな書き込み・メールは随時受け付けております。

駅の改築等での再取材は、原則行いません。

 例えば、地上駅としてご紹介していたものが、高架駅になったとか、橋上駅になったとか。あくまで「取材日・取材時間帯」現在でのみ有効な内容ですので、駅舎の改築等での再取材は、原則として行いません。また、掲載記事の書換も、原則として行いませんのでご了承ください。

 ただし、地元ですぐ行けるところだったとか、ちょっと遠いが、何かのついでで、変わってしまった駅を改めて見に行ったとか、やっぱり古いまま載せるのは悔しいとか、そういう場合は再取材をして、記事を差し替えることがあります。その場合は、以前に掲載していたものを「過去のものとなった区間全駅」というコーナーに移転させて、貴重そうに掲載します。これは、ある程度積極的に行うことになるかも知れませんが、あくまで「例外」と思っていてください。

掲載について

 写真を撮る範囲は、駅構内・駅前広場を中心としますが、駅から徒歩で行ける範囲を中心に、駅とは若干離れた場所も対象とすることがあります。

駅の追加について

 取材後、駅の追加が行われた場合は、面倒なので必ずしも取材・掲載するとは限りません。ただ、通りがかったときにはなるべく取材したいとは思っています。これも必ず行われるものではないということをご承知おきください。

所在地について

 JRに関しましては、所在地は、弘済出版社「JR全線全駅」(平成3年)、ないしは「JR全線全駅駅名索引(JTB時刻表2006年7月号付録)という本により、その後の市町村名変更を加味して掲載しています。そのため、時々、「地図と違うが、駅の大部分が○○市だから、この駅の所在地は○○市でないか」というお知らせを頂きますが、一応、明らかな誤りとその後の移転を除いて、この本に載っている所在地が「公式上の所在地」としています。私鉄に関しましては、公的な資料がない場合は地図を参考としています。

 また、市町村合併により、現在、急激に市町村名が変更されています。これについては、取材時の市町村名を掲載することとしています。そのうえで、余力がありましたら、その後の変更を「(現:○○県○○市)」と併記します。また、出来れば、取材時に市町村名が変わっていたときは、1995年頃の市町村名を基準として「(旧:○○県○○郡××町)」というような併記を行います。ただしこれも必須ではありません。

 なお、本文中あるいは写真に、旧市町村名を基準としたものを掲載していますが、これに関しては「取材時に見たもの掲載原則」により、その後の変更は行いませんのでご了承下さい。

再取材について

 このような駅取材を長年行っておりますと、初期の頃に取材したものが、今の自分が見る目と大きく異なっていることに気づきます。これを「成長」と見るのか、「新鮮味がなくなってきた」と見るのか迷うところですが、自分が撮影したものとして見ると、やはり今と視点が違うので冷静に見ることができなくなる場合もあります。

 そこで、特に居住地から離れていない「区間」で、時間的余裕があった場合や「日帰り」で手軽に行くところがない場合、過去に取材した駅を改めて取材し、差し替えることが今後多くなってくると思います。これを行う駅とそうでない駅もでてきますが、これは駅舎が改築された、等という基準ではなく、あくまで「行けたかどうか」と、個人の主観で「差し替えたい」と思ったか否かによるものです。

Q&A

Q:現在××駅は合併により○○市になっているので、修正してください

A:この「区間全駅」では、先ほど書いたとおり、「取材時の状況を掲載する」という大原則があります。そのため、あくまで取材後の市町村名変更の追記は任意のものであることを始め、その他、取材後の駅の変化は、この「区間全駅」では関知するものではないということをご了承下さい。

Q:△△駅は高架駅になりました。取材し直して内容を差し替えるべきです。

A:この「区間全駅」では、先ほど書いたとおり、「取材時の状況を掲載する」という大原則があります。そのため、あくまで取材後の駅の変化について追加取材・差し替えは任意のものであることを始め、その他、取材後の駅の変化は、この「区間全駅」では関知するものではないということをご了承下さい

Q:この区間に△△駅が追加になりました。即刻、追加取材をするべきです。

A:この「区間全駅」では、先ほど書いたとおり、「取材時の状況を掲載する」という大原則があります。これは駅の内容のみならず、「区間を構成する駅」についても同様です。ですから基本的に追加取材はしません。ただし、北陸3県であること、長崎〜函館〜それ以東(厚岸まで)を構成する区間であること、あるいは別の用事で行ったところ、ちょうどそこへ行く時間があったこと、のいずれかを満たしていれば追加取材をすることがあります。ただし、これは期限を設けませんので、掲載時期はお約束できません。

Q:○○駅は××市と書いてあるが、地図を見てみたらほとんどが△△市内にあるんで、所在地は「△△市」と書くべきではないか。(実際、2件ほど頂いたのが、信越本線黒井駅についてです)

A:JRについては、所在地は、弘済出版社「JR全線全駅」(平成3年)ないしは「JR全線全駅駅名索引(JTB時刻表2006年7月号付録)という本により掲載していますので、その後移転と市町村の変化がなければそれを正しいものとさせていただいています。なお、時間の都合により、この本ではなく、別の資料を参考にすることがありますので、それと食い違っている場合は検討させてください。また、JR以外については個別に検討させていただきます。

Q:○○駅は建て替えられたのに再取材しないでなぜ建て替えられていない××駅を再取材したのか?

A:初期の頃に撮影した駅については、先ほど書きましたとおり今と視点が違うことに違和感を覚えることがあります。従いまして、個人的な主観により再取材をすることがあります。その他、時間的余裕があって行けたか否かも関係してきます。よって、駅舎の改築等を基準とした再取材ではなく、個人的な主観による再取材であることをご理解ください。

リンクについて

 このコーナーへのリンクに関しましては、このサイト「区間全駅ネットワーク」のリンクの考え方が適用されますので、どのページでも自由にリンクして構いません。ただし、「区間全駅ネットワーク」のリンクの考え方同様、このサイトのアクセス数が一時的に大幅増加するようなところからのリンクは、事前にお知らせ頂かないと、サーバーで耐えることが出来なくなる可能性があります。また、画像への直接リンクは禁止させて頂きます。

アクセス数が大幅増加するところからのリンク制限の意味

 写真の多いページが多いです。個人サイトという想定での体制ですので、例えば、以前このサイトのこのコーナーの某ページが「Yahoo!」の「トピックス」(ニュース記事)でリンクされた、というようなことがおこってしまいますと、このコーナーのHTML文章・画像が保存されていますサーバーの動きに、多大な影響を与え、サーバー業者さん並びに他のサイト管理者の皆様へご迷惑をおかけすることになります。(というか、なりました。)その場合はそれなりにページの振り分け・画像の縮小などの対応を事前に取りたいのですが、対応ができない場合もあります。従いまして、対応ができない場合はサーバーの安定運用を優先させるため、リンクをお断りさせて頂くことがありますのでご了承ください。

Q&A

Q:掲載されている画像を他で使いたいのですが・・・(商用も含む)。

A:画像のご使用についてを御覧下さい(2015年8月30日より)。

取材方法について

 基本的に「区間全駅」では、「駅訪問」あるいは「駅下車」と違う概念で「取材」という言葉を使っています。(ただし、この言葉自体、しっくり来ていないのも事実で、他にふさわしい言葉があればそれに変えます。)何らかの方法でその駅に行って、写真撮影に障害がない状況の下、日の出直前の時間帯から、日没直後の時間帯に、ある程度の枚数の写真を撮ってくることを「取材」と称しています。

「取材」と「駅訪問」「駅下車」との違い

 「取材」においては、その性質上、「全駅下車を目指す」という意味での「下車」より、特にその駅へ行く方法については緩いルールで、訪れる時間帯については厳しいルールになっていると思います。また、過去に「訪問」はしているが、「取材」はしていない、という駅も多く存在しており、必ずしも個人的な実績の上で、「未訪問」あるいは「未下車」の駅と「未取材」の駅が一致するとは限りません。

 なお、広く行われている「駅訪問」「駅下車」は、個々人のルールによって大きくその内容が違うと思いますが、私個人がそれらにルールを設定するとすれば、このようになるかと思われます。
  駅取材 駅下車 駅訪問
列車以外で訪れる ×(注)
写真を撮る必要 あり なし なし
暗い時間帯 ×
※駅下車における列車以外で訪れる意味・・・「下車」のみ列車で必須とするか「乗車」といずれか可にするか、両方必要にするか、別途規定する必要あり。

写真を撮るためにふさわしい時間に…

 一応、駅のご紹介ということで写真を撮っておりますので、早朝や夕方以降など、空が暗くなってからの取材は極力避けています。何となく夜のように見える写真を並べた駅もありますが、完全に暗くなった時間ではありません。「夕方」と「夜」の間です。なるべく、今後、そういう時間も避けていきたいなと思っております。ということで、暗くなってからの下車は「区間全駅の取材」では対象外です。

人が多すぎる時間は避けています

 通勤通学時間帯、あるいはイベントがあるなどで、通常のその駅と比べて明らかに混んでいるとき等は、下車しても取材を中止することがあります。ただし、それも駅の一つの表情なので、無理に中止することもないと思いますが、混雑しているのに駅名標の写真を撮って、駅舎片隅のものを撮って…というのも何ですので、中止したことがあります。

列車以外の手段で駅を訪れることも可としています

 「全駅下車を目指す」という場合、当然のことながら、車でその駅へ来て、写真だけ撮って、去ってしまうというのは対象外だと思いますが、「区間全駅」の取材では、このようなことは可としています。

 通常、ある駅へ行くというとき、半分は列車で(「下車」)、半分は列車以外の手段で(「乗車」)ということになります。駅はよその土地とその土地の結節点ということならば、列車でその駅を訪れ、列車で去るというのは、その駅の半分しか見ていないということになるのかも知れません。つまり、列車以外の手段で、その駅へ訪れる、ということで、その駅のもう一つの面を見ることができるのです。つまり、私個人の意見としては、列車以外の手段で訪れて、そのまま列車以外の手段で去ったとしても、その駅を訪れたことになると思います。(ただし、「駅下車」とは違う次元です)たとえ車であったとしても、その駅へ訪れるために、道路を選択し、あるいは道に迷って…、ということも、貴重な、その駅を知る体験の一つだと思います。

 それと、運転本数などから考え、列車だけにこだわってしまうと、非効率です。限られた時間で取材をするため、場合によっては鉄道以外の手段を使うことも必要だと思います。

 ということですが、一応、以下のように自主規制を行った上で、列車以外での駅を訪れて取材を行ったものも掲載しています。

1.時間が余って、駅間距離が短い場合は、駅と駅の間を歩くことは普通に行います

 効率化のため、駅と駅の間を歩くことはよくあります。ただし、駅間距離が長いなど、歩くことで帰って非効率な場合は待ちます。なお、のと鉄道能登線のように、運転本数がかなり少なく、駅間距離が短い場合など、例えば蛸島駅で降り、正院・珠洲・飯田と、歩いて訪れ、上戸駅で列車に乗る、など、必ずしも隣の駅へ行って列車に乗るというものでもありません。また、富山港線のように、終点岩瀬浜駅で降りたあと、各駅を歩いて訪れ、富山駅まで行ってしまったように、線内全駅を徒歩で取材してしまうこともあります。 また、石勝線楓駅は、バスで訪れ、徒歩で新夕張駅へ戻りました。

2.バスでの訪れる、自転車での訪れることも可です。

 並行バス路線・短絡するバス路線がある場合、それを活用することもあります。また、家の近所の場合や、レンタルサイクルが利用できる場合は、自転車も利用しています。

3.車で訪れることも可です。

 マイカーやレンタカーを使って、車で駅へ訪れることも可としています。車でも訪問もどうなんだろうと思ったこともありますが、その駅へ訪れるために、地図を見て道を探し、あるいは道に迷ったり、周辺の駐車場を探したりと、列車で訪れるならば体験できないことを体験したり、あるいは列車からは見えないもう一つの駅の表情を見ることができるなど、これはこれで貴重なことだと思うようになりました。ただし、最近はガソリン代の値上がりや「ゆっくりしたい」ということに反するということもありまして、ほとんど車で訪れることはなくなっていますが・・・。

4.列車以外で駅を訪れる場合の規制

 上記のように、列車以外の手段で駅を訪れて取材することは可としていますが、行きにも帰りにも列車を使わない場合は、自主規制として、「生まれてから、その駅を列車で3回以上通過したことがあること」を条件としています。これは特急・普通、夜行・昼行、停車・通過を問いません。主旨としては「列車から見たその駅の表情を知った上で、それ以外の手段から見たその駅を知る」ということです。

Q&A

Q:車で駅へ行くなんて卑怯じゃないですか(という質問が実際にあったわけではないですか、もし思っていらっしゃったらということで)

A:と思ったら(免許等の関係で可能であれば、ご自分の運転で)行ってみてください。列車で行くのとは違う発見がありますよ。それをどう思うかは個人個人の判断です。ただし、車で駅を巡ると「数をこなす」という側面が大きくなることは理解しておりますので、最近は少なくなっております。

 

画質について

 このサイトができた時は、ダイヤルアップ接続が多く、画像の容量に大きく配慮する必要がありました。そのため、このサイト自体できるだけ軽い表示を指向して作られております。今は以前ほど配慮の必要がないと思われますが、レンタルサーバーを使用しており「転送量制限」の問題もあるため、ある程度画質と画像サイズは抑えたものになっています。

公開時期による画質の変化

 当初は画像管理ソフトを使用して画質・サイズを落としていました。そこから、PCの再インストールにより当該ソフトが使用できない(CDの紛失)により、別のソフトを使用するようになり、そこで別の画像縮小ソフトを使用するようになったこと、さらにレンタルサーバー業者さんの転送量制限が緩和されたことにより、2009年12月より画質を落とす幅を以前より少なくしたこと、等により画像の画質が3種類存在しております。

 現在、更新時期の新しいものから「2009年12月基準」の画質へ変更しておりますが、特に第297版(2005年3月)以前に公開した画像については、画像を縮小するタイミングが今と異なっており、かなりの手間になることが予想されます。

 従いまして、全画像を最近公開を開始している画像のような画質に向上させることはかなり時間がかかると思われますので、ページによって画質が大きく異なっている状態についてはご了承ください。

 なお、今後転送量制限がさらに緩和された場合は、さらに今より画質を向上させる予定です。それがやりやすいように準備をしていることも兼ねているのが今の「画質向上更新」です。

Q&A

Q:画像は大きい方が見やすいと思うし、雰囲気も伝わると思うのになぜあえて画質を落としているのですか?

A:以前は今よりも回線速度が遅く、それに対応する必要があったこと、またサーバの転送量や容量の制限もあり(実はこれにより「区間全駅」各ページのURLが2回変わっています)、容量や転送量を抑える必要があったため、それを基本に作成しているためです。今もそれが緩和されたと言っても「転送量制限」があるのは確かで、その制限に余裕をもって運用するために以前より画質は向上したと言っても、ある程度のところで折り合いをつけて抑えております。今後、その制限が緩和された場合には更なる画質の向上を予定しておりますので、今のところの措置だとご理解ください。

繋がることについて

 「区間全駅」では、「区間内」においては隣の駅とリンクしまして、続けてみていくことができるようにしています。そして、「区間と区間」を跨いでいても隣接駅とはリンクしています。これにより例えば函館駅と長崎駅が繋がっている形になっています。これはあくまで作者の自己満足のためにそうしているのであって、区間全駅の「目的」ではありません。あくまで「区間全駅」は、設定した「区間」の「全駅」をご紹介するためのものです。

「繋がり」に意味をもたせている3方向

 「繋がること」に意味をもたせている3方向がありまして、それが2011年9月まで「目次のページ」の配列方法であった「金沢より西へ」「東へ」「北へ」です。「金沢より西へ」は、金沢〜大阪〜岡山〜広島〜博多〜長崎へ繋がっていくもの、「東へ」は金沢〜直江津〜酒田〜秋田〜青森〜函館〜(南千歳〜釧路〜厚岸)へ繋がっていくもの、「北へ」は金沢〜穴水←蛸島と繋がっていくものです。それぞれ、私自身の成り立ちを考えると切っても切り離せない駅に向かっています。なお「北へ」のうち、蛸島〜穴水間(実際、現在は廃止)については、方向が逆になっていますが、それもまた意味をもたせているものです。それ以外、繋がっているところについては特に深い意味が無く、単に繋がっているので繋げているだけです。なお、この「繋がり」が以前はこの「区間全駅」のもう一つの主題でしたが、それへのこだわりは以前より低くしました。従いまして「もくじ」ページにはその旨の表記は行うことをやめております。

自己満足としての繋がり

 とは言っても、何となく達成感というか、そういうものを味わいたいのが人間って言うものでして、「自己満足」のためにこうやって繋げて遊んでいる節は多いと思います。ですから、繋がっている道府県をカウントしてみたりとか、二点の移動で、複数のルートが存在してしまうことを喜んでいる部分があります。「目的」ではありませんが「達成感」を得るための一つの方向性というか、結果というか指標というか、そんなものなのかも知れません。

時には無視します

 こうやって「繋がる」ということだけ考えていると、そこまで繋がりが続かないとその思っている「区間」の取材ができない、なんてことにもなりまねませんので、時としてその「繋がり」を一切考えずに、突如、全く繋がっていないところを取材してしまうことがあります。「区間全駅」の趣旨から考えると、特に不思議なことではありません。「繋がり」には一部を除いて特に意味がないのですから。

Q&A

Q:今後、名古屋から東京方面へ、あるいは鳥栖から鹿児島方面へ取材を進めていったら、そっちが「本線」になるんですか?(注釈:「金沢から西へ・東へ」というのを「本線扱い」と表現することがあります)

A:金沢から西へ・東へというのはそれぞれ行き着く駅に意味があるものであり、金沢というものにも居住地という意味があるものですので、この繋がりは他の繋がりとは違った意味をもつものです。ですから、「日本の標準」に合わせるつもりはありません。

現在の「繋がり」

 目次ページでの表記がなくなりましたので、ここで改めてご紹介します。
 函館本線山崎・八雲駅〜長崎駅間を、秋田・金沢・大阪・岡山経由で全駅を掲載しております(2009年以降の新設駅を除く。特にJR九州。また、掲載後に運行形態・事業者が変わったものは変更前のもの。青森〜五稜郭は津軽線・海峡線・江差線にて。金沢〜直江津はJR北陸本線として。)その他区間も含め、北海道・青森・秋田・山形・新潟・群馬・長野・山梨・富山・石川・福井・滋賀・岐阜・愛知・三重・静岡・京都・大阪・奈良・兵庫・鳥取・岡山・香川・徳島・愛媛・広島・山口・福岡・佐賀・長崎の道府県の「どこかの駅」が何らかの形で繋がっています(2009年以降の新設駅を除く)。
 「山崎・八雲駅〜長崎駅間を、秋田・金沢・大阪・岡山経由で繋がっている」というのを「本線」と見立てますと、それに繋がっているもので主なもの。(「繋がり」が意識できるものだけ列挙してあります。それ以外は目次ページをご参照下さい。)
 宮内から上越線で高崎まで。そこから信越本線横川まで。
 直江津から信越本線・しなの鉄道で軽井沢まで。さらに篠ノ井から松本を経て中央本線大月まで。
 糸魚川から大糸線、松本・塩尻(・岡谷)を経て飯田線で豊橋、さらに豊橋市内線まで。
 富山から高山本線岐阜まで(これにより、金沢・福井を経由しなくても富山以東から米原以西へたどって御覧頂けます)。
 敦賀から小浜線、舞鶴線、綾部から山陰本線で米子まで。
 米原から名古屋まで。名古屋から関西本線はJR難波まで。
 米原から近江鉄道、草津から草津線、貴生川から近江鉄道・信楽高原鉄道といったネットワーク。
 京都から奈良線、関西本線へ。山陰本線は亀岡まで。
 相生・東岡山から赤穂線。
 岡山から吉備線。倉敷からの伯備線は黒坂まで。
 岡山から四国方面は高松・阿波池田・川之江まで。
 三原・海田市から呉線。
 また、函館・長崎等路面電車に繋がっているところも多くあります。


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