かつては青函連絡船との乗り換えで、熱いバトルが繰り広げられた駅、なんですが、今はその現場、かなりひっそりとしています。駅の真上を「青森ベイブリッジ」が通っていまして、今はその印象がかなり強い駅となっています。日本海側と太平洋側、それぞれから北上した人が合流する駅です。
青森といえばリンゴ、ということで、ホームにはリンゴの模型があります(なお、これには業務用の電話機が入っているそうです)。「りんご」と「急行きたぐに」。実はこの列車、臨時列車の「急行あおもり」です。JR西日本所属の車両で、今から大阪へ戻るところです。
今や、青森駅を代表する風景となった「青森ベイブリッジ」。夜は夜で、ライトを使って違った表情を見せてくれます。
ホームの中継信号機。それぞれ、東北本線・奥羽本線・津軽線を意味していますが、よく考えると、東京へ行くには福島を通るとか、三厩を除くと、それぞれの目的地に直通する列車がないとか、「福島」へ直通する列車はあっても、「東京方」を経由するとか、ここで「福島」といわれると、北海道の福島町の方が近いとか、いろいろ考えてしまいます。また、この3つの方向の合流点でもあり、この3つの方向への出発点でもあり、到達点でもある、というのがこの駅の持つ意味なのですね。
ホームの案内。かつては左側へ行くと青函連絡船の乗り換え口だったんですね。
青森ベイブリッジの真下。ここまで来ると結構ひっそりしています。
ホーム先端。かつては連絡船接続で賑わったと思われますが、今は機関車の付け替えでときどき機関車が走る程度です。
改札口へ。なぜか階段が別れているのが特色。
改札からホームへの跨線橋。かつての名残もあり、跨線橋が長いのが特色です。