よく、「松任、美川、小松方面 普通列車福井行き」と、途中の主要駅をいくつか並べて、最後に行き着く先を述べている放送をよく聞きます。これを「方面案内」放送と勝手に呼び、とりあえずいろいろと並べてみるのがこのコーナーです。そうして、日本各地の「方面案内」を並べてみて、特急停車駅でなくても主要駅として扱われている駅に気づいてみたり、旅情を感じるということができれば幸いです。。
なお、「方面案内」というのは私の造語です。実際何というのか、あるいは名前が付いているのか分かりません。
一応、ここでの「方面案内」放送は次のものとします。
必要条件1:「方面」という言葉が入っていること。
つまり、「○○経由」のみでは対象外なんです。あくまで「方面」。
必要条件2:特定の列車を指した放送であること
例えば、「北陸本線 高岡・金沢方面、魚津・糸魚川方面は乗り換えです」みたいな放送。これ、特定の列車を指していないんですね。あくまで同じ方向を一般化しているということなんです。それでこのようなものは含みません。
という「方面」「特定の列車」という2点は必要条件です。
理想は、「○○方面○○行き」というように、「方面」と「行き」が入っていて、「方面」という部分の前に現れる駅と、「行き」という部分の直前に現れる駅が違うことなんですけど、以下のようなものも許容範囲とします。
許容範囲1:「○○方面行き」
よく環状線(大阪環状線のみではない。山手線も含む一般名詞。)にありますね。「西九条 弁天町 天王寺方面行き」みたいな。それ以外でも、自動放送によくある「快速奈良方面行き」のような放送。同じ方向の列車、一種類の放送でまかなってしまうというものですけど、これも、特定の列車を指していれば対象とします。
許容範囲1.5:「○○方面の列車」
郡山駅とか福島駅なんかに例があるんですけど、「本宮 二本松 福島方面 下り 普通列車」というような放送。これも対象とします。
許容範囲2:「宮島口 岩国方面 岩国行き」
タイトルは広島駅の自動放送です。つまり、「○○方面」と「○○行き」が同じ駅になってしまうパターン。これも対象とします。
自動放送は、駅の構内放送に多く存在します。ただし、ワンマン列車の場合等で車内放送にも例があります。この場合、「方面」として並ぶ駅は、行き先によって固定されています。行き先が違うと、「○○方面」の部分が変わる場合と(金沢駅・仙台駅・糸魚川駅など)、変わらない場合(広島駅・呉駅・防府駅など)があります。
自動放送に関しては「調査」とか、そういう言葉が当てはまる分野です。特に、行き先によって「方面」として並ぶ駅が違う場合、それを全種類調査してみるのも面白いです。
肉声の場合は、ほんとうにその係員の方の気分次第でどんどん並ぶ駅が変わります。これのバリエーションも面白いです。これは、偶然聞いたものをどんどん並べていくしかありませんし、終わりもないですね。
例えば金沢行き普通列車が福井駅を発車した(発車する)時に聞くことができる放送、私が意識して聞いただけでもこれだけバリエーションがあります。
森田 春江 丸岡方面 普通列車金沢行き
森田 春江 丸岡 芦原温泉方面 小松金沢間快速の金沢行き
森田 春江方面 普通列車金沢行き
芦原温泉 加賀温泉方面 普通列車金沢行き
小松方面 各駅停車金沢行き
芦原温泉 小松方面 普通列車金沢行き
芦原温泉 加賀温泉 小松 松任方面 普通列車 金沢行き
加賀温泉 小松方面 普通列車 金沢行き
小松 松任方面 普通列車 金沢行き
芦原温泉 加賀温泉 小松方面 普通列車金沢行き
記事を掲載する各ページ、まずは駅毎に別れています。
「構内放送」の場合は、原則としてその駅の欄に掲載します。例外として、例えば姫路駅で、相生駅からの赤穂線列車へ接続する案内なんかがあるんですけど、この場合は、相生駅の欄に掲載しています。
「車内放送」の場合は、車内で聞くことができるもののうち、停車中のものは当然、その駅です。また、到着の案内中にある「乗換案内」にあるものはその到着駅、出発直後の「この列車は…」という案内は、その直前に出発した駅とします。また、何駅か前で乗り換え案内をする場合もありますが、この場合はその乗り換える駅のものとします。
その駅毎に分けた中で、さらに路線毎に分けました。(数が少ない駅は分けていない場合もあります。)この「路線」なんですけど、厳密にやりません。例えば、金沢駅の場合、「七尾線」というのは津幡から分岐するので、「羽咋方面 七尾行き」というのは「七尾線」ではなく、「北陸本線下り」であるとか、大阪駅で「宝塚方面 篠山口行き」というのは、「福知山線」ではなく、「東海道本線下り」である、ということになるんですけど、そういう厳密な分け方をしません。あくまで、一般の人が乗車する感覚で分類します。これも統一的なものではないんですけど、だいたいでやります。
そうして、「構内放送」か、「車内放送」かで別に分けてあります。つまり、どこで聴けるかによって分けてあります。グレーゾーンとして列車の「車外スピーカー」なんてものがあるんですけど、これは「車内放送」とします。車掌さんが、駅のホームに設置されたスピーカーを通して放送していた場合は「構内放送」ということにしました。
そのあとで、数が多くなったら行き先毎に分けたりしています。その他、路線・駅によって、適宜掲載方法を適切なものにしています。(例えば、自動放送のバリエーションを調査した駅なら、自動放送だけまとめて掲載したり(仙台駅・茅ヶ崎駅・金沢駅)、大阪環状線のように、同じ列車、各駅での放送の内容を並べた場合は方面別に各駅を並べるという掲載方法です)
掲載は、並ぶ駅・行き先・種別に注目して扱うことにします。放送内での並び順、表現に関しては重視していません。
そのため、「普通」「普通列車」「普通電車」「各駅停車」等という表現、「普通列車の○○行き」といった助詞が入るとかどうとか、「特急かもめ○号博多行き」「長崎行き特急かもめ○号」という順番など、不正確な場合が多いです。
同じ放送は重複して掲載しないことにします。この放送が同じか否かの判定基準は以下の通りとします。
1.「○○方面」というところで並ぶ駅と、行き先、種別、愛称のみで判断します。そのため、「普通列車」「普通電車」などの部分が違っていても同じものとして扱います。また、「雷鳥」と「サンダーバード」は別物とします。
2.「構内放送」「車内放送」そして「肉声放送」「自動放送」、これらで「構内・自動」「構内・肉声」「車内・自動」「車内・肉声」4つのパターンができますが、そのパターンを独立して扱います。そのため、例えば「構内・肉声」と「構内・自動」で同じ放送があったとしても、別物として掲載します。
掲載ページについては、会社毎に分けたあとで、量やまとまりに応じて適当に地域ごとに設定しています。将来的には支社毎ということを念頭に置いていますが、それまでの暫定的な措置としてのページ分けです。
また、放送に関しては駅の管轄会社を基準としています。例えば下関駅で九州方面行きの案内であっても「JR西日本・山陽地区」に入っています。直江津駅で北陸本線の放送があっても「JR東日本・甲信越」に入っています。
記事の前にある☆印は私が聞いたものではなく、他の方からご提供いただいた情報です。有難うございました。
記事の前にある□印は私が聞いたものではなく、ホームで聴くことができるメロディーについて扱っておられるサイトからダウンロードしたものに入っていたものです。なお、直接聞く機会がありましたら、それと更新していきます。
この放送は、早口でさっと流れてしまうことが多いです。そのため、正確に聞き取れないもの、あるいはさっと流れてしまったものをあとで思い出してメモをすることなどが多いです。よって、放送内容の並び順・列車の種別・助詞の他に、並んでいる駅そのものが不正確な場合もあり得ることがあります。(ただし、肉声放送なんか決まったものではないですから、不正確であってもあとで検証できないのが辛いところで…)
もともと、「方面案内の見本」として、2〜3個アップして終わろうと思っていたんですが、何となく収集をしていてアップしています。
音声はすべてmp3形式です。当サイトは「御覧頂く方の環境を問わない」という方針なんですけど、音声に関してはサーバーの容量や回線資源の問題もありますので、mp3形式のみとさせていただきました。
音質は大変悪いです。音声サイトでは絶対扱わないような音質です。(一部、偶然にもきれいなものがないわけでもないですけど…)一応、何を言っているのか分かればそれで良しとしていますので、ご了承ください。
音声をご紹介する対象は原則として「自動放送」です。ただし、特色のある肉声放送がありましたらご紹介することがあります。(例:塩尻駅)