JR各線を巡る旅の記録

42 最後に首都圏 その2 1日目


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1日目(2002年10月11日・12日)
 【金沢】22:15発−(寝台特急北陸)→【大宮】5:53着、6:13発−(普通)→【宇都宮】7:29着、7:36発−(普通)→【日光】8:25着、8:43発−(普通)→【宇都宮】9:23着、10:00発−(普通)→【宝積寺】10:11着、10:37発−(普通)→【烏山】11:10着、11:41発−(普通)→【宝積寺】12:23着、12:34発−(普通)→【宇都宮】12:45着、12:55発−(普通)→【小山】13:21着、13:51発−(普通)→【友部】14:53着、15:11発−(普通)→【上野】17:02着→【蒲田】

 最近、よく寝台を使うのだが、今回も寝台で。大宮到着後はいきなり新規乗車区間。そのあとは、東北本線から分岐する2つの路線を往復し、水戸線経由で東京都区内へ。

●金沢−大宮(北陸・信越・上越・高崎線)

 JRサイバーステーションというサイトで、寝台特急北陸の空席を見ていたのだが、すでに満席。仕方なく、急行「能登」で行こうか、と思いつつ、金沢駅へ。偶然にも、誰かがキャンセルした寝台が一つ、空いていた。すぐに「首都圏往復フリーきっぷ」と共に購入。これが、数日前の話。

 そうして、出発当日。早めに駅に着き、とりあえず、帰りの寝台がないか、「みどりの窓口」に並んでみる。そうすると、「個室」の寝台券が出てきた。ということで今回は、行き「開放寝台」、帰り「個室寝台」という旅になってしまった。

 今回、「行き」の開放寝台は上段。最近、時々「日本海」等に乗っているが、ほとんどが下段であった。下段の場合は、窓にブラインドが降りていても、隙間から外を見ることができ、どこを走っているかが分かる。上段の場合は、そういうものが全くない。ただし、荷物置き場を身近に使えるというのが有りがたいかも知れない。

 「日本海」と違って、出発も遅いし、到着も早い。とりあえず、横になっていればよい。金沢を出た段階では、下段や向いは空席。とりあえずトイレへ行く。ちょうど越中大門を通過しているところであった。

 そのあとは、睡眠に入ろうとするが、あまり寝られない。夜行列車の「行き」というものは、仕事で疲れていたとしても、あまり眠ることができないのである。ただ、上段は下段よりも揺れないということが分かった。下段よりもスピード感がない。線路の衝撃が直接伝わってこないというところでそうなるのだと思う。

 そうしているうちに、富山で、向かいも下段も埋まってしまう。そのまま、糸魚川を過ぎて少しウトウトし、長岡を過ぎて所々寝る。放送が入り、大宮へ。寝たという気分もなく、降りる。

●大宮−宇都宮(東北本線)

 大宮から東北本線の普通列車に乗る。クロスシートであった。実はこの区間、夜行列車を考慮に入れたとしても、乗車するのが初めての区間。北陸にいると、意外とこの区間、乗らなくても東北地方を完乗できるのである。

 大宮を出て、市街地を過ぎ、土呂。畑が少しだけ混じりだす。駅が近くなると畑がなくなるのだが、駅と駅の間では、田畑が多いところもある。古河あたりでも、マンションが多いのだが、過ぎると田畑が混じる。間々田を過ぎ、新幹線が並行して小山。ここからは乗ったことのある区間になる。新幹線がそのまま並行し、住宅があったり田畑があったりしながら、宇都宮に到着する。そのまま、時間もないので日光線のホームへ行く。

●宇都宮−日光−宇都宮(日光線)

 ロングシート車であった。まあ、文句もいわずに乗る。宇都宮を出て、東北本線と別れ堀割を抜け、住宅。その後は住宅地もあるが、水田と林と畑が中心となる。下野大沢を過ぎると、杉並木が見え出す。このあたり独特の風景である。今市を過ぎ、前方に高い山が見え始める。杉並木の中を走り、そのうち町になってきて日光に到着する。

 あまり時間がないが、立派な日光駅を眺める。そして、駅前から少し離れ、杉並木を歩く。そうしているうちに時間も近づいてくるので、日光駅に戻る。そうして、同じ路線を通り、宇都宮まで戻る。

●宇都宮−宝積寺(東北本線)

 今度は若干、時間もあるので、改札内のコンビニで「歯磨きセット」を買い、また、うどんを食べたりして時間を過ごす。駅前にも出る。

 そうして、一旦宝積寺まで行く。景色については、以前、詳しく見ているので省略。

●宝積寺−烏山−宝積寺−小山(烏山線・東北本線)

 宝積寺を出て、東北本線と別れ、堀割を抜けると、水田と住宅になる。住宅は少ない。仁井田を過ぎると、少し山になっていく。すぐ抜けて住宅になり鴻野山。ここを出て、再び山へ。抜けたあとは、段差のある水田と住宅になる。そのようなところをしばらく行き、滝を過ぎると、川を見下ろすようになる。住宅が増えてきて烏山に到着。少し駅前を見て、同じ列車で折り返す。夜行列車で来たので、こういうところで居眠りをしてしまう。宝積寺で乗り換え、宇都宮へ。ここで、Yokochanさんと合流し、そのまま話をしながら、小山に到着する。

●小山−友部(水戸線)

 本日の「乗りつぶし」は順調に過ぎて行くが、ここで乗り換え。水戸線に入る。交直流電車であり、クロスシートを期待したが、ロングシート車であった。時間もあるが早めに乗る。

 小山を出て、交流区間に入るために一瞬、電気が消える。北陸にいたらよくある話。その後は水田と畑、住宅が中心。駅が近くなると住宅が多くなり、遠ざかると水田などが多くなるということの繰り返し。下館を過ぎると、農家的な大きな家が目立ってくる。大和を過ぎ、両側に山が見えてくるようになる。若干段差も出てくる。そうして、山が近くなってくるが、特に山越えをするという気配もなく、住宅が多くなり笠間を過ぎる。宍戸を過ぎ、少しだけ山を越え、住宅が増え常磐線が合流し、友部に到着する。

●友部−上野−蒲田(常磐線・東北本線・東海道本線)

 友部駅を少し眺めた後、常磐線へ。こちらもロングシート車。編成が長くなっていて、やっぱり首都圏であると改めて感じる。

 一度乗ったことのある区間であるが、詳しく見ていなかった。まあ、メモをとるのも疲れたので、話をしているうちに、だんだんと都会になってきて、上野に到着したという状況。そのまま、京浜東北線に乗り、蒲田へ。各部屋が独立したタイプのカプセルホテル。なかなか良さそうである。そうして、荷物の一部を置き、別の人々との「オフ会」がある品川へ行く。


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