JR各線を巡る旅の記録

43 最後に首都圏 その3 1日目要約



【「JR各線を巡る旅の記録」トップへ】 【このWebサイトのトップへ】
【概要】

1日目(2002年11月8日夜〜10日早朝)
 【金沢】22:15発−(寝台特急北陸)→【大宮】5:53着、6:10発→【高崎】7:26着、7:50発−(普通)→【高麗川】9:23着、9:36発−(普通)→【拝島】10:00着、10:13発−(普通)→【武蔵五日市】10:30着、10:39発−(普通)→【拝島】10:58着、11:07発−(普通)→【青梅】11:25着、11:36発−(普通)→【奥多摩】12:12着、12:26発−(普通)→【青梅】13:03着、13:12発−(普通)→【立川】13:45着、13:48発−(普通)→【川崎】14:41頃着、14:53発−(普通)→【鶴見】14:57着、15:00発−(普通)→【国道】15:02頃着、15:22発−(普通)→【鶴見小野】15:24着、15:44発−(普通)→【弁天橋】15:46着、16:05発−(普通)→【安善】16:08着、16:15頃出発…(徒歩)…【浅野】16:25頃着、16:47発−(普通)→【新芝浦】16:49着、16:59発−(普通)→【海芝浦】17:01着、17:10発−(普通)→【浅野】17:14着、17:17発−(普通)→【大川】17:23着、17:26発−(普通)→【鶴見】17:39着、17:41発−(普通)→【上野】18:17着、23:03発−(寝台特急北陸)→【金沢】6:28着
なお、途中、時刻表が手元にない路線が多く、その区間に関してはメモをしてきている時刻から標準時間でおおよその時間を算出しているところがあります。

 今回の旅、本来は予定外だったのだが、どうもあと1回、3連休の時に首都圏へ行けば完乗、ということが怪しくなってきた。そこで、通常の土日と、「首都圏往復フリーきっぷ」、寝台車を使って、1日だけ、首都圏へ行ってこよう、と思い立った。東北本線・山手線よりも西側で残っていた3線を乗り終えた。そのあと、時間が余っていたので鶴見線の「区間全駅」の取材をできるだけやり、暗くなってからは上野駅(京成)前のサウナで、寝台車発車までの時間を過ごす。

●金沢−大宮(北陸・信越・上越・高崎線)

 今回、本当に思いつきで出る旅。そういうこともあり、詳しい日程を決めていなかったのであった。完乗が近くなって、どこを乗るのにどのくらいの時間がかかるか、大まかに掴んでいたため、それを実際乗ると、どうなるのか、というところであるが、結局、出発まで決めていなかったのである。

 今回はB寝台の開放寝台。例によって早めに乗り込む。発車前に検札に来て、乗車券などを見せる。発車前の寝台下段で、時刻表をめくり、予定を決定する。

 そのあとは、前回と同じ線路、と思ったのだが金沢駅を出た瞬間、初めて乗る線路になってしまう。東金沢駅周辺の線路付け替えで、ルートが変わってしまっている。確かに、今までと違うところを走っている。ちょっと新鮮な気分になる。新しい東金沢駅を通過し、途中から今までの線路に合流し、森本を通過。今度、明るいときに改めて乗っておくことにする。そうして、富山を過ぎ、放送が中断。魚津・糸魚川、そして直江津までは眠れず。そのあと時々目を覚ます。

 大宮近くになり放送が再開。本当は上野まで乗っていたいのだが、今回はまず、八高線に乗るのであった。高崎で降りるのがよいのだろうが、早すぎるし、「首都圏往復フリーきっぷ」の制約もあり、早朝の大宮駅に降り立つ。

●大宮−高崎(高崎線)

 大宮駅で、首都圏往復フリーきっぷを自動改札に通し、一旦出場。そうして、そのきっぷの範囲外となるため、高崎までの普通乗車券を、JR西日本のオレンジカードで購入。そうして、高崎線の普通列車に乗る。

 車窓は、前回桶川から詳しく見ているため、ここでは省略。そうして、倉賀野でもよかったし、その方が最短経路での乗車券をなるのだが、一応高崎まで行く。そうしてカレーうどんなどを食べ、一度外へ。そうして、首都圏往復フリーきっぷの範囲となる拝島までの乗車券を購入する。

●高崎−拝島(高崎線・八高線)

 早めに、高麗川行きの気動車に乗る。東北などでよく見かける形の気動車。よく考えると非電化区間の未乗区間は、ここが最後なのであった。

 高崎を出て、市街地から畑・工場・住宅のあるところへ。そうして倉賀野。高崎線と別れるには少し時間がかかる。徐行し高崎線の上り線を走る。そして、まん中の線路をしばらく走ったあと、高崎線の下り線を少し走る。そうして、ようやく高崎線と別れたと思ったら、北藤岡。高崎線が目の前に見える。そのあとは畑と住宅が中心。前方に山が見えてくる。児玉で13分停車。標高は93mということで、知らないうちに高くなってきている。

 そのあとは、少し山から離れ、水田が広がることもある。寄居で私鉄が合流するが、折原を過ぎ山の中に入る。竹沢を過ぎて山の中を下っていき、住宅が多くなり、町になり小川町。ここでも私鉄がある。そうして再び山へ。そのあとは山が離れたり近づいたりする。そうして高麗川。この前、ここで降りている。今回は少し時間があるが、途中下車できないきっぷ(高崎−拝島の乗車券)のため、とりあえずホームにいる。ここから電車。前回乗っている区間でもある。

 高麗川を過ぎ、少し山へ。抜けて町になり、私鉄が合流し東飯能。山から離れたが、再び山に入る。金子を過ぎると茶畑もある。そのあとは住宅が増えてきて、拝島に至る。

●拝島−武蔵五日市−拝島(五日市線)

 ここから「首都圏往復フリーきっぷ」が復活する。とりあえず、一旦外へ出て、駅前を見たあと、五日市線の列車に乗る。

 拝島を出て住宅地。熊川を出ると、盛り土から住宅・団地を見下ろし、川を渡る。東秋留駅は、ホームが広く、ホームに駅舎があった。そのあとは畑と住宅が中心となる。林も混じる。武蔵増戸を過ぎ、少し山に入る。抜けて、住宅を見下ろし、高架のところで武蔵五日市に到着。今年、北陸では秋を感じる間もないまま、冬になったようなところがあったが、今年初めて秋らしい晴天と、紅葉を見たような気がした。同じ列車で拝島まで戻る。

●拝島−奥多摩−立川(青梅線)

 今度は青梅線である。山の中を走っている、というイメージがあるのだが、青梅まではかなりの住宅地。車両も東京駅から長いものが直通している。

 拝島を出て、住宅地が続く。団地やビルも混じる。それが東青梅まで続く。そうして、少し山が混じるが、住宅地の中で青梅に到着。

 ここから車両も本数も少なくなる。ホームには人がごった返している。イヤな予感がしたが、さっきまでのゆったりした雰囲気ではなく、満員電車となってしまった。

 それに反して風景は畑が混じる。宮ノ平駅の裏は畑が広がっていた。トンネルも混じる。右側が山で左側が川に沿うという景色になってくる。そうして谷の中を走っていく。川と少しの住宅がある、という景色が続く。御嵩駅でかなりの人が降りていく。

 そのあとは深い谷を走る。紅葉もきれいである。武蔵五日市駅では大変よい天気であったがこのあたりでは雨が降り出す。トンネルも混じりながら、川を見下ろす。この電車と景色がミスマッチである。

 そのようにして、渓谷的なところを通りながら、奥多摩に到着。少し駅前を見て、同じ電車で引き返す。帰りは行きよりも乗客が少ないので、ゆったりと谷を見ようと思っていたが、結局居眠りをしていたようである。青梅で乗り換え、拝島を過ぎる。

 そのあとは住宅地が中心。団地も多い。そのようにして立川に到着。

●立川−川崎−鶴見−鶴見線各駅−鶴見−上野(南武・東海道・鶴見・東海道・東北本線)

 今まで全く乗ったことのなかった南武線。ところが、9月に府中本町−立川間を乗って以来、10月には南武支線を含め全線乗車。そうしてこの11月にも立川−川崎間を乗るということになってしまった。分倍河原駅を通るのも3回目…。

 住宅地の中を通り、川崎に到着。改札内でラーメンを食べ、「京浜東北線」で鶴見まで行く。そうして、国道・鶴見小野…と降りて行くが、その時の模様は稿を改めることとする。

 暗くなり、鶴見から上野へ。よく考えると新幹線で帰ることができるのだが、一旦上野駅近くのサウナへ。京成上野駅をようやく見つけだし、そこを通り抜ける。そうして、寝台列車の時間まで、風呂に入ったり休憩室で休んだりする。

 ちょっと早めに上野駅へ。「はくつる」が発車するところで、ベルが鳴ってから「さがってください」という放送が続いていた。

 しばらく待ち、「北陸」が入ってくる。今回も個室。行きと違って、早く寝ることができた。はやりこの「北陸」の運転時間は短い。



【「JR各線を巡る旅の記録」トップへ】 【このWebサイトのトップへ】