石川県と福井県の県境を越える道路って、あまり数はありません。その中で、最も海側を走る、国道305号線。ここの県境は、町の中を走っていると、突然、県境がある、というものです。そして、その県境の町の名前ですが、石川県加賀市も、福井県あわら市（旧福井県坂井郡金津町）も、「吉崎」なのです。つまり、集落の中に県境があるということになります。歴史的に、何かあったのだと思いますが、ここでは触れず、県境の様子をご紹介することにします。
北陸鉄道グループである加賀温泉バスの吉崎バス停。福井県方面へ行かず、石川県最後の「吉崎交差点」を右折したすぐのところにあります。このまま、県境を越えず、塩屋へ向かうバス路線です。
石川県最後の信号。「加賀市吉崎」です。
吉崎町民会館。これは石川県加賀市の吉崎町民会館です。
県境を望む。信号のあるところがその「加賀市吉崎」交差点。そしてその向こうに県境があります。
一つ上の写真の場面から、ちょっと進んだところ。右側にあるお店が目印です。さて、何か目の前に看板がありますね。これが実は県境です。
もうちょっと近づいてみたところ。紛れもなく「福井県あわら市」と書いてあります。
そして、道路の両側を見てみました。片側は小さな道がありますが、もう片方にはそれらしき目印がありません。これが県境のようです。
福井県側から石川県を見てみました。先ほどのお店、そして信号がありますが、その手前に「石川県加賀市」という看板があります。
もうちょっと進んで、「ようこそ福井県へ」という看板が見えてきました。
あわら警察署吉崎駐在所。これは福井県の吉崎にある建物です。
あわら市吉崎の看板。加賀市にもあわら市にも、吉崎という地名があることが分かります。
この吉崎郵便局は福井のものです。
そして、金津町営バス（？）、いや、あわら市営バスの吉崎バス停。かつてはここに京福バスの吉崎バス停もありました。石川県の吉崎バス停から歩いて５分ほど離れています。
ちなみに、福井県側の吉崎には「吉崎御坊」があり、蓮如の町であります。