貴生川駅から延々と勾配を登り、紫香楽宮跡駅付近以降は、短い駅間で平坦なところにいくつかの駅がある路線です。短距離に並ぶ駅で、沿線の風景も大きくは変わりませんが、それぞれ特徴のある、個性的な駅が並んでいます。そうして、狸の置物が沢山並ぶ信楽駅に着きます。
紫香楽宮跡駅 しがらきぐうし
雲井駅 くもい
勅使駅 ちょくし
玉桂寺前駅 ぎょくけいじまえ
信楽駅 しがらき
平成３年（1991年）５月14日午前10時35分、紫香楽宮跡駅から少しだけ貴生川駅寄りのところで、信楽高原鐵道の列車とＪＲ西日本の列車が正面衝突する事故が起こり、42名の方々が亡くなる大惨事が起こりました。ご冥福をお祈り申し上げます。また、この路線を語るにあたり、この事故は避けて通れないものであり、ここにいくつかの写真をご紹介いたします。
信楽駅待合室に展示されている事故車両のヘッドマーク・部品など。
その事故が起こった現場。紫香楽宮跡駅から歩くこともできますが、歩道がなく通行量の多い道路なので、十分な注意が必要です。
ただし、新名神の信楽インターから一般道に出たところという、非常に便利な場所がその事故現場なのです。
そうして、慰霊碑が設置されています。