最初に申し上げておきますが、この取材に関し、私、この駅へは列車で行っておりません。そのため、苦労されて列車でこの駅へ行かれる方・行こうとされている方には敬意を表します。日曜日以外の早朝に1本の列車が折り返すだけで、あとは特急列車が通過していく駅です。そのため、この駅の廃止が決まった模様です。駅前には団地がありますが、実は楓の市街地(バス停で言うところの「楓市街」)からは徒歩15分ほど離れていまして、必ずしも便利な場所にあるとは限らないようです。
※なお、この駅は既になくなっておりますが、取材時現在の駅の並びを尊重するため、そのまま、従来通り掲載を続けることにします。
駅前の風景。駅舎から出てきたところです。ちなみに、前方右側、陸橋の下あたりから2番のりばへ行くことができますし、陸橋を上がり、階段を下りていきますと1番のりばへ行くことができます。(ただし、1・2番のりばに乗降可能な列車は停車しません。)
新夕張方面(左又は上)と、占冠方面(右又は下)。これでこの駅全体の構造がお分かり頂けると思います。駅舎があるのは折り返し線の3番のりば。そこから離れて特急がどんどん通過していく1番のりばと2番のりばがあります。ちなみに3番のりばの駅名標には「占冠」という字はありません。
駅舎と駅前。団地がありますが、楓の町のはずれ。実は登川の町の入口に近いです。(ちなみに、夕張線登川支線の時代は、別の場所に楓駅があり、それとは別に登川駅があったようです。)
2番のりばの横にあるもう一つの建物。このあたりの信号場でよく見かける建物です。
椅子の数が多いですが、待合室。「集団見合型」という配置ですね。その他、この椅子のどこかの上には、ノートが設置されています(写真省略)。
駅の時刻表。この通り、早朝に1本の列車が折り返していくだけです。ちなみに、運賃表もあるんですけど、「占冠」の表示はありませんでした(写真省略)。
1番のりばへはこの階段を下りていくことになります。季節柄、この階段へたどり着くまでの草が多く、行きませんでしたが…。
余談:この駅の取材に関し、行きはバス(登川行き。楓駅前下車)、帰りはその折り返しのバスがあまりにも早すぎたため、結局徒歩で新夕張駅に戻りました(何やかんやと言って、バスでも不便な場所には変わりないようです。)。帰りの徒歩は下り坂中心のため、1時間ほどで着きました。しかし、車の多い山道(歩道有)。この取材の数週間前に熊が出没したなど、必ずしも安全な徒歩とは言えません。交通機関で戻られることをお勧めします。なお、この取材に関し、新夕張駅でこの駅の入場券を購入しております(って、意味が違う?)。