JR各線を巡る旅の記録

31 小海線 2日目


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2000年11月5日
【南松本】8:13発−(普通)→【松本】8:16着、9:46発−(普通)→【南小谷】11:36着、11:49発−(普通)→【糸魚川】12:41着、13:13発−(普通)→【富山】14:28着、14:34発−(普通)→【金沢】15:30着
今回は日帰りも不可能ではなかったが、1泊泊まった。そのための帰宅。大糸線は何回か乗っているが、やはり素晴らしい線である。昨日に引き続き、紅葉がきれいであった。

●南松本−松本(篠ノ井線)

 健康ランドから南松本駅まで歩き、南松本駅にさしかかったところで、松本方面へ行く普通列車が追い越していった。時刻表を見る限りでは、列車の本数も多そうだし、特に慌てる必要もない。そうして南松本駅に着く。松本までのきっぷを買い、改めて金沢までのきっぷを松本で買おうかと思ったが、面倒だし、時間もあるのでここで金沢までのきっぷを買うことにする。「往復?」と聞かれたが、当然片道。戻ってきてもしょうがない。

 待合室で休んでいると、いかにもJR東海、という車両が入ってきて発車していった。JR東海の車両も普通列車でここまで乗り入れているらしい。時刻表と照らし合わせると、若干遅れているものあるようで、それならば、時刻表をあてにせずに、ホームで待っていて、来た列車に乗ればよいのである。そう思ってホームに出てしまうことにする。

 ホームの自動到着案内は上りと下りで男声・女声を使い分けているようである。これはよくあるパターン。反対側の列車が先に来たが、しばらく待っていると松本行きの普通列車が入ってくる。かなり空いている。そのまま市街地を通り、松本に到着する。

 松本駅の自動放送も長野と同じで、何となく眠そうである。ここで時間がある。自動放送の「方面案内」があれば聞こうかと思ったが、列車が到着したときの「乗換案内」で、一駅だけ「○○方面」と言っていた。一応、聞いたパターンだけメモしておくが、あまり面白みがない。

 駅前を少し歩く。以前にこの駅で降りて、都市型サウナに泊まったことがあるので、初めての町ではない。その時泊まったところもちゃんとある。そして適当に歩き、バスターミナルにも行ってみる。金沢行きのバスは1時間ほど前に出発している。意外とここから金沢へは、安房トンネル経由でのバスの方が速いのかも知れない。駅構内の食堂で朝定食を食べる。そうして時間が経ったが、まだ時間がある。早めに大糸線のホームへ行くことにする。

 いろいろ列車が入ってくる。北陸では見ることのできない色ばかりである。到着したときの乗換案内も、時間が経てば微妙に変わってくる。それを聞いていても面白い。また、同じホームには松本電鉄も停まっている。

 そうして結構長いこと、待っていて、大糸線の列車が入ってくる。このあたりは新型普通列車がなさそうで、今回は新型の列車とは無縁だと思っていたが、ここで新型の列車に当たってしまった。ロングシートを覚悟したが、クロスシートの部分もある。幸いにそこに座ることができた。それにしても、最近の列車の形式名は全く分からない。特に、Eというものがつくと全く分からない。えっ、機関車?などと思ってしまう。

●松本−糸魚川(大糸線)

 松本からしばらく駅間距離が短い。しかも、向かいに乗客が乗っており、詳しくメモをとることができなかった。ちょっと慌ただしい文章になるがお許し願いたい。

 松本を出ると市街地を走り、すぐに北松本。そして同じく市街地を走り、篠ノ井線と別れる。川を渡り、住宅があり島内。公園が多く、紅葉がきれいである。水田と住宅の中を走り、高速道路がオーバークロスする。そして再び水田と住宅の中を走り、島高松。水田が広がる。前方に山が見える。梓川を渡り梓橋。水田の中を走っていたが、新しい住宅地の中に入っていき、一日市場。そしてカーブする。前方の、茶色できれいな山は左側に見えるようになった。水田の中を走り、住宅が増え中萱。水田と住宅があり、両側に少し離れて山がある。気球をあげるイベントをやっているようである。住宅が減ったが、少し増え南豊科。住宅が増え豊科。

 豊科を過ぎると、住宅地を抜け、左にはそば畑、右は水田となる。そのうち両側が水田になり住宅は少なくなる。住宅が増え、柏矢町。水田の中で新しい住宅が増える。そして古い住宅が多くなり穂高。

 穂高を出ると、住宅が続き、そして畑と水田が混じる。川を渡り、水田と住宅で有明。そして水田と住宅の中を走る。少し遠くに見える山は依然としてきれいである。そして安曇追分。水田と住宅の中を走り、住宅が少なくなり細野。同じような景色でほとんど距離がなく北細野。水田と住宅の中であるが、道に沿って店が多い。ちなみにこのあたりの住宅はトタン屋根でなく瓦屋根である。住宅が増え信濃松川。

 信濃松川を出ると、住宅地を抜け、水田と住宅になる。農協関係の建物が多い。右側に少しリンゴ畑が見える。その後、水田と住宅の中を走り、安曇沓掛。左側は住宅が減り、水田が広がる。山は同じようにきれいである。住宅が増え、信濃常盤。駅を出るとリンゴ畑になる。そして水田と住宅。急カーブしてしばらくして川を渡る。このあたりの川は石が多い。住宅などが増え南大町。工場を見て、町の中に入っていき、信濃大町。かなり乗客が少なくなる。

 信濃大町を出ると、市街地から住宅・水田となり北大町。そして水田と住宅の中を走る。山が近くなってきている。住宅がさほど多くないが信濃木崎。出てすぐ、右側が山になってしまう。そしてその山を上がっていき、住宅と水田のある谷を見下ろす。そして急にその谷が湖になった。今から3つの湖が続いて見えるのだが、その一つ目、木崎湖である。木崎湖が木で隠れる。紅葉の中を走り、そして湖を見下ろす。間には水田を挟んでいる。対岸には紅葉できれいになった山がある。その山を湖面に反射していて、湖面が茶色になっている。そうして下っていき、湖と山がきれいに見えるところで稲尾。湖に沿って走る。車掌が今見える湖とこれから見える湖を放送で案内している。木崎湖がそろそろ終わりになったところで海ノ口。

 木崎湖が終わり、水田と住宅のある谷に戻る。左側も山が迫ってきて谷になる。谷を走り、そして広がる。スキー場らしきものが見える。駅前に旅館のようなものがあり、簗場。すぐに湖がある。中綱湖である。このあたりの住宅は瓦屋根でなくトタンである。すぐに湖と別れ、谷へ。しばらくして今度は青木湖を見下ろす。今まで見てきた3つの湖の中では一番深いようである。青々としている。しばらくは間に木を挟みながら沿っていたが、別れて山の中へ。この山は針葉樹中心のため、紅葉ではなく緑色である。さっと下の町や水田を見下ろす。ときどき、それを見ながら下っていく。スノーシェルターもある。スキー場もある。降りている途中に集落を見下ろし南神城。かなりブレーキをかけながら下っていく。更に右側に水田と集落を見ながら下っていく。そして、若干高いがほぼ集落と同じ高さになり神城。水田と住宅がある。左側前方の山(多分白馬岳)の上の方に雪が少し降っているようである。畑と住宅があり飯森。駅の裏で、赤い葉の小さい木(盆栽になるのか?)をたくさん栽培している。真っ赤である。左側の山にスキー場やジャンプ台がある。トタン屋根の住宅が増えてくる。そして市街地になり白馬。

 白馬を出ると、水田と少しの住宅があり、川を渡る。白馬岳から流れてくる川である。住宅が少しある。微妙に段差があり、それを下っている。そして信濃森上。更に水田と少しの住宅の中を下っていく。そしてカーブして川に沿うようになる。ここから、ずっと姫川に沿って走っていくことになるのである。堰き止めてあるところのすぐ下流を渡る。川面がかなり下にある。そして川のある深い谷を走るようになる。その谷を下っていく。そして川と線路が同じ高さになり、白馬大池。川に沿う。大きな岩が転がっている。きれいな水である。川を渡り、沿って下っていく。谷の中に少し住宅があり千国。渡って再び川に沿って走る。少し町になって南小谷に到着。

 この駅では以前降りたこともあるし、特に改札を通ることもなくホームで待つ。しばらく待っているとJR西日本の単行気動車が入ってきた。乗り込んで待っていると、今乗ってきた普通列車が発車する。いかにもJR東日本、という発車メロディーとともに発車する。こちらが発車するときには、何もならない。JR西日本には鳴らしてもらえないのか、と思ったが、単に車掌がいないだけなのかも知れない。

 南小谷を出て、駅の構内が終わるところでJR東日本から西日本になるという標識がある。それにしても、このワンマンカー、運転手の「○○よ〜し」というかけ声がよく聞こえる。川に沿って下っていく。道路が対岸にある。住宅やセメント工場、それにコンビニもある。そして谷が狭くなり、川と線路と道のみの谷になる。そしてトンネルへ。抜けて川を渡り、少し住宅と発電所などもあり中土。ここから駅名標がJR西日本のものになる。すぐトンネルへ。抜けて右側は川に沿う。テトラポットのようなものが若干ある。トンネルを2回通り、川を渡る。対岸にはコンクリート工場がある。トンネルを抜け、広い河原が広がる。対岸に少し住宅がある。そして、護岸工事のブルトーザーがある。このあたりから、少し前の洪水でかなりめちゃめちゃになったところとなる。そのため、かなり長い間運休をしていたが、復旧したものである。以前、護岸のなかったところに護岸ができ、災害前の景観がかなり失われてしまったのだが、きれいな景色と災害というものは切り離せないものである。

 そして北小谷。普段はおそらく使っていないと思われるが、シュプール号のために使うのか、すれ違い用の長い線路があった。短いトンネルを抜け、広い河原を見て再びトンネルへ。抜けて50キロ制限を受けている、支流の川の橋を渡る。河原が広く、水が流れているところは少しだけである。しかし、洪水の時には、これいっぱい、それどころかこの線路を流してしまうほどの水が流れたのだろう。シェルターを通る。その上の姫川の支流が流れている。つまり、川の下を通っている。そしてトンネルへ。長い。抜けて川を渡る。護岸がきれいになっている。少し建物があったが、そこを通過し、何軒か旅館があり平岩。この駅を出てすぐに、川の崖に沿ってホテルがある。復旧直後に通ったときは多分営業を再開していなかったと思うような感じだったが、今回は良くなったようである。川を渡り発電所を見てトンネルへ。抜けて、川をせき止めてあるところから勢い良く水が出ている。そして護岸の川を見下ろす。ゆっくり走る。紅葉の混じった谷に流れていく川を見下ろし、トンネルへ。抜けてさっと川を渡り、右になる。再び護岸の川を新しい鉄橋で渡る。そしてすぐトンネルへ。その後、スノーシェルターの中を川を見ながら走る。そのうち、コンクリートの壁が並行する。景観が乱れるが、防災のため仕方がない。護岸の川が見え、新しい鉄橋を渡り、小滝。

 小滝を出ると、発電所がある。徐行して川を急がず渡る。そしてトンネルへ。抜け、川を渡り再びトンネル。また抜けて、川を渡る。広い河原があり対岸に山がある。トンネルへい。抜けて広い河原。対岸に山。そして間に水田を挟み、住宅があり根知。支流を渡りトンネルへ。川幅が広くなる。そしてトンネルへ。川を見てトンネルを抜け、山の中を下っていく。谷を下っていき、住宅が増える。瓦屋根である。そして頚城大野。水田と住宅の中を走る。コンクリート製品工場がある。平たくいうと、土管などを作っているようである。青して姫川。トンネルを抜け、住宅へ。北陸自動車道がオーバークロスし、大きいセメント工場がある。国道沿いの店が並んでいるところを見て、北陸本線が合流し糸魚川に到着する。

 

●糸魚川−金沢(北陸本線)

 糸魚川駅で少し時間がある。そこで改札を通ることにした。跨線橋を渡り、1番ホームへ。ちょうど直江津行きの普通列車が来るところだったが、案内放送、金沢駅と同じ声である。この駅と金沢駅は他の駅と違って、CTC化に伴う自動放送にならなかったものである。しかも「能生・名立方面普通列車直江津行き」と言っている。うれしい限りである。 少し駅前へ。適当な食べ物屋もなかったので、構内のうどん屋、と思ったらなかった。ちょっと高いが駅弁を買い、車内で食べる。かなり前に乗るべき列車が来ている。糸魚川折り返しのため、ずっと2番ホームに停まっていたようである。単に乗客扱いをしていなかっただけである。ドアが開いて乗る。発車前に駅弁は食べてしまった。

 その後は、見慣れた景色を見て戻る。


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