JR各線を巡る旅の記録

34 四国・山陰 2日目 要約


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2日目 2001年8月13日
 【宇多津】8:16発−(普通)→【観音寺】8:57着、9:01発−(普通)→【伊予西条】10:20着、10:22発−(普通)→【松山】12:00着、12:12発−(普通・内子線経由)→【八幡浜】13:50着、15:12発−(普通 伊予長浜経由)→【松山】17:05着、18:18発−(普通)→【三津浜】18:22着…(徒歩)→【三津】−(伊予鉄道 普通)→【梅津寺】
 四国を西へ西へと進む。そうして八幡浜に着く。以前に高知経由でここまで来たことがあったので、ここで引き返す。戻りは伊予長浜経由。これによりJR四国は完乗することができた。そのあと、広島まで渡ってしまうかさんざん迷ったあげく、渡らず、しかも、明日のフェリーを堀江−安芸阿賀の便ではなく、近道をする三津−柳井の便とすることにした。フェリーの港の最寄り駅である三津駅の隣、梅津寺駅の近くにある健康ランドで宿泊。


●宇多津−松山(予讃線)

 健康ランドから、途中のコンビニにより朝食を調達したあと宇多津駅へ。高架駅で列車を待っていると、特急サンライズ瀬戸が通過していく。高松まで行って、一旦引き返して松山へ向かうというもの。その他、貨物列車など。その度に「瀬戸の花嫁」の音楽が接近メロディーとして流れている。

 入ってきた観音寺行きは4両。高架のまま丸亀。海沿いにある工場のクレーンなどが見える。多度津から未乗区間。ここからずっと新規乗車区間となる。水田や住宅などがあったが、海岸寺を過ぎると海が見え出す。しかし、詫間の前から内陸に入る。そのあとは水田と住宅、少し離れて山。そのようなところ中心で、観音寺に着く。

 観音寺からは2両。半分になってしまった。まだクロスシートが残っている。観音寺を過ぎると海が見え始め、豊浜を選ると海沿いになる。瀬戸内海の島々も若干見える。箕浦を過ぎると工場が目立ち始め、工場の多い川之江。製紙工場なども多い。

 そのあとは、工場もありながら、水田と住宅。時々海に沿って走る。関川を過ぎると一旦山に入るが、再び海が見える。ちょっと町の中心から離れているような新居浜を過ぎ、水田・住宅が中心で、伊予西条に到着する。

 伊予西条で再び乗り換えなのだが、今度は1両になってしまった。乗り換えの都度、車両数が半分になってしまう。これから今治とか通るのに1両である。

 ロングシートの部分に座っていると、オバチャンが、「この列車は壬生川へ行きますか?」と聞いてくる。「行きます」と答えたのだが…。正解。

 伊予西条からは水田と住宅が中心。住宅が減ったり増えたりする。伊予氷見・伊予小松という、北陸にあるような都市の名前が続き、壬生川付近では結構町になっている。伊予三芳から少し山に入るのだが、海を見下ろしたり。町になってきて今治。

 波方・大西のあたりでは海の方にクレーンが見えたりと、工業地域である一面も見せる。トンネルと海が交互に現れたりしながら、大浦のあたりでみかん畑。愛媛県に来たなという感じである。その後は、水田と住宅が中心。住宅が多くなり堀江。1両ではやっぱり満員になっている。外もよく見えずに、多分市街地になってきているのだろう。松山に到着した。

 やっぱり駅の雰囲気、JR四国という感じがする。ホームもちょっと古い。

●松山−内子経由−八幡浜(予讃線・内子線)

 松山からはやっぱり1両。しかも、オールロングシート。そういえばこの列車、何年か前に予土線で乗ったような気がする。ところが、時々、2両連結の普通列車とすれ違うのだが、そっちは特急列車の格下げ。このあたり、列車によってオールロングシートか、特急型か。格差が大きすぎる。

 松山から伊予市までは基本的に水田と住宅。市坪駅前の「坊ちゃんスタジアム」がちょっと異様である。伊予市から向井原では内陸に入って行くが、所々で海が見えた。向井原は分岐駅なのだが、高架でホームが1本のみ。この駅を過ぎてから別れていく。

 その後はトンネルが多い。結構山の中を通る。海沿いのバイパス線的役割で、後から建設されたものなので仕方がない。斜面にみかん畑があるのが愛媛県らしい。半分近代的な路線なので、内子の町も高架で見下ろすことになってしまう。

 伊予大洲から再び旧線と合流して、水田と住宅中心。少し谷を通るのだが、さほど山は深くならずに八幡浜に到着する。

 この駅、何年か前に逆方向から訪れたことがある。その時はそのまま港へ歩いていき、臼杵まで船に乗った。今日も「乗りつぶし」さえ考えなければそういう形にして、九州へ渡り、久大本線に乗ってもよい。しかし、ここは「乗りつぶし」。伊予大洲から向井原まで、伊予長浜を経由して通るだけで、JR四国は完乗になってしまうのである。

 といいつつも、時間はある。とりあえず港の方へ向かっていく。ここから港まで、八幡浜の市街地を通ったはずである。昼食を食べよう。ということでしばらく歩き、ショッピングセンターの中にあった「和食のファミリーレストラン」みたいなところでトンカツ定食を食べる。

●八幡浜−伊予長浜経由−松山(予讃線)

 駅へ戻り、しばらく待って列車に乗る。やっぱりロングシート。ほんとうはこの区間、景色がよいので特急格下げのクロスシート車に乗りたいのだが…。

 伊予大洲までは先ほど通ったところ。伊予大洲から内子方面の線路と別れ、畑。しばらくは内陸部ということで、谷やトンネルなどが多い。伊予白滝から並行していた川が広くなり、町になってきて伊予長浜。工場を見下ろすが、それがなくなり、海沿いになる。しばらく海が続く。瀬戸内海なのだが、このあたりは島が少ないようである。下灘あたりまで海を堪能したのだが、やっぱりロングシート・単行列車・海水浴シーズン。乗客が多くなってしまう。あまり海を見ることができず。高野川を過ぎると山を越え、高架線が合流してきて、こちらも上に上がる。そうして向井原。これで予讃線、そしてJR四国を完乗することができた。その後は先ほど通った路線を通り、松山へ行く。

●松山−三津浜(予讃線)…徒歩…三津−梅津寺(伊予鉄道)

 さっきは時間がなかったので、ちょっと松山駅のあたりをウロウロする。ついでにおみやげを買う。以前、テレビで松山名物の「タルト」をやっていて、松山へ行ったときは買ってきて、みたいな話になっていたので、送っておく。

 さて。ここからどうするか。いままで四国で宿泊ということをしたことがなかったのだが、昨晩、宿泊した。ちょうど四国滞在24時間。そろそろ本州へ戻ってもよいのだが、もうちょっと四国にいてもよい。今後の予定を考えると、今日のうちに広島へ行っておいた方がよい。ここから、堀江へ行き、そこから船で、呉線安芸阿賀。そうして広島へ着くと21時ちょっと前。よく泊まるカプセルホテルへ行くのがよいだろう。ただ、ちょっと遅いかも知れない。あのあたり、客引きが多くて、できれば19時までには行っておきたいところ…。

 松山でこのまま休んで、明日本州へ向かうのがよいのかも。ということで迷う。といっているうちに、よい感じで広島へ行ける列車(堀江まで列車)が行ってしまった。ということで、今日は松山泊。そうして、松山には2つ、健康ランドの存在を確認している。どちらも伊予鉄道の駅に近い。

 明日のことを考えると、松山駅に近い方…、と考えたのだが、堀江から安芸阿賀までの航路、それに乗って本州へ行き、宇部線・小野田線と乗りつぶして、小倉まで行くことを考えると、小倉着18時半頃なら、松山発6時1分。小倉着20時頃なら、松山発7時49分。そうなると、健康ランド発は結構早くなる。ところで、ほんとうは小郡あたりから「乗りつぶし」が始まる明日の予定、わざわざ安芸阿賀を目指して広島経由する必要もない。もともと、この航路、広島で泊まることを前提に考えていたので、広島宿泊がなくなったら、別にこの航路を考えなくてもよいのである。と思って、航路をいろいろ見ていると、松山(三津浜)から柳井という航路があった。ちょっと割高にはなるが、三津浜港8時半に出て、小野田線・宇部線を乗りつぶしても18時半過ぎには小倉に着くことができる。非常に効率がよい。

 ということで三津浜港。何となく場所は分かったのだが、そちらに近い方の健康ランド。何となく梅津寺(この時点では「ばいしんじ」と読めなかった)の健康ランドが近そう。いや、近いという次元ではなく、梅津寺の一つ前が港山。その前が三津駅。この駅が三津浜港の最寄り駅ではないか…。となると、明日は7時半頃健康ランドを出発しても大丈夫。だいぶ日程的に楽になったのであった。

 ということで、とりあえず、梅津寺駅を目指すが、ここから伊予鉄道に乗るべきか…。と、ここでちょっとしたケチ、いや、JR駅と私鉄駅との間を歩いてみたくなり、JR三津浜駅へ行って、それから伊予鉄道の三津駅へ歩き、そうして梅津寺まで行こう、ということを考えたのであった。持っていく地図は観光マップ。これで大丈夫なのか…。

 JR予讃線で、一旦三津浜駅まで行く。そうして…。とりあえず駅を出てそのまままっすぐ歩くが、何となく近そうな三津駅がいっこうに見えてこない。平坦な街路を歩いているのだが、先が見えてこない。ほんとうはそのまままっすぐ行けばよかったのだが、ここで、ひょっとして反対側なのではないか、と思ってしまった。ということで引き返す。これが失敗だったのだが…。

 そうして一旦駅に戻る。跨線橋を渡り、反対側へ。駅の入り口というより、単に駅の裏に跨線橋の上り口をつけたという感じ。そうして、住宅地の中を歩く。適当に歩いていると、左へ曲がる道があったのでまがってみる。道自体は車1台が通れるくらい。そうして歩いていくと、なんか山に登るようである。その山の向こうに伊予鉄道がある、と思っていたのである。そのまま上っていき、「松山学園」なる建物。少年院らしい。畑などがある。そうしてさらに進むのだが、この山を越えるという気配が全く見えてこない。やっぱり逆だったのだろうか。そうして冷静に「観光マップ」を眺めると、どうも逆だったらしい。ということで引き返すのだが、そのまま三津浜駅へ向かうのも悔しい。(ほんとうはそれが利口だったのだが…)山を下りていき、駅とは反対の方向へ行き、踏切を渡ったあと、そのまま主要道路のある方向へ向かって商店街の中を歩く。主要道路に出たところで、しばらく歩くと、伊予鉄道の跨線橋らしきものになった。そこから下を見下ろすと伊予鉄道らしい。電車も走っている。よかった。で、三津駅は?。ということで下へ降りてから線路と少し離れた道を歩く。しばらく歩き、さらに歩く。「JR三津浜駅」の案内標式。その逆には「三津浜港」の標識。明日、ここへ来ればよいことは分かった。三津浜駅へも戻ることができる。で、三津駅。

 その「三津浜港」へは商店街の中を通るらしい。その逆へ行くと「JR三津浜駅」。とりあえず、「JR三津浜駅」へ向かう道を進むと、すぐに伊予鉄道の踏切。その踏切をから線路を見ると、駅があったのである。そこが伊予鉄道三津駅であった。

 結論的には、一旦正しい道を歩いていたのだが、引き返して、全く逆方向の山に登り、さらに引き返して、三津浜駅経由で行けば近かったものを、わざわざ遠回りしてここまで来たのであった。その間に日も暮れてしまった。三津浜駅を出たときは完全に明るかったのに…。

 三津駅は結構古い。というか、いつ建てられたか、よく分からないらしい。そうして、しばらく待っていると、高浜行きの列車。伊予鉄道はドアが開いてから閉まるまでの時間、乗客が少なければとても早いらしい。そうして、たった2駅区間だけ伊予鉄道に乗り、梅津寺駅に到着。

 健康ランドはかなり近かった。この健康ランド、もともとあった庭園を利用しているため、造りが変わっている。風呂・休憩室等・食堂など、全体的に狭いのだが、客数自体もそんなに多くなく、結構くつろぐことができた。



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