万葉線の終点、越ノ潟駅と、その次の海王丸駅との間に、何となく駅跡らしいものがあります。これがかつて「越ノ潟口駅」だったところです。新湊市の富山新港に、海王丸を繋留の上公開するにあたり、その最寄りの場所に海王丸駅を設置しました。そうなると、越ノ潟口駅が中途半端な場所になる、ということで廃止したのか、単に越ノ潟口駅を移転の上改称したのか、扱いはよく分かりませんが、ともかく、この駅は海王丸駅設置によりなくなってしまったのでした。
取材日:2002年11月23日
海王丸駅より見た越ノ潟口駅跡。道路あるいは線路を伝っていくと、何となくホームらしきものが見えるかと思いますが、そこが駅跡です。ちなみに歩いて1分15秒。やや広い駅なら1本のホームで結ばれるところなんですけどね…。
ということで、海王丸駅から歩いてくるとこのような感じです。
このようにはっきりと階段の跡も残っています。
構内の風景。路面電車の駅のため、両側に低いホームがあります。今の万葉線各駅と同じ構造です。
キロポスト。越ノ潟駅から0.5キロであることが分かります。
駅跡から眺めた海王丸駅。