富山港線が廃止され、間もなく富山ライトレールの開業。日本初の本格的なLRTとして、駅・電停もいくつか新設され、開業後は大幅に増発された7色の電車が、JR時代とは比べものにならないくらいの大勢の乗客を乗せて行き交う・・・、という華々しい富山港線の再スタートの陰で、一駅だけ消えていった駅があります。それが、富山駅のそばにあり、北陸本線や富山地方鉄道の電車からも見えていた富山口駅です。8月頃はホームが残っていたような気もしますが、同年10月現在、工事現場として、何もなくなっています。「区間全駅」の本編と併せて、御覧ください。
駅前だった通り。今は工事現場の壁の中に駅は消えました。
もうちょっと近づいたところ。ちなみに「区間全駅」で掲載中の現役時代の様子と並べてみました。
富山地方鉄道の線路脇から、北陸本線の線路を眺める。その向こうにかつては富山口駅が見えました。他の線路を走っている電車から見える富山口駅もこの角度だったと思います。
先ほどと反対側から、駅のあった通りを眺める。
工事現場の壁の隙間から見た構内の跡。ホームなどの跡形はありません。
廃線後の様子と、現役時代の様子(「区間全駅」に掲載中の画像より)。地下道の入口から、何となく構内だったことがお分かり頂けると思います。
富山口駅から下奥井方面にあった踏切跡から、富山口駅跡方面を望む。
同じ踏切跡から見た下奥井方面。ここから、今の奥田中学校前駅まで、廃線跡が続きます。