JR各線を巡る旅の記録

19中央西線他 1日目


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1997年8月16日(1日目)
 【金山】発10:21−(新快速)→【大府】着10:31,発10:35−(普通)→【武豊】着11:06,発11:16−(普通)→【大府】着11:46,発12:20−(新快速)→【名古屋】着12:33,発12:47−(快速)→【中津川】着13:55、着14:26−(普通・逆走)→【上松】着15:54、発16:02−(普通)→【塩尻】着17:08、発17:38−(普通)→【辰野】着17:58,発18:15−(普通)→【下諏訪】着18:39,発19:57−(普通)→【松本】着19:57
※友人宅より金山駅まで行く。ここから今回の「乗りつぶし」を開始する。武豊線・中央西線と乗ることにより、愛知県・岐阜県のJR線は完乗したことになる。

●東海道本線(金山−大府)武豊線(大府−武豊−大府)東海道本線(大府−名古屋)

 金山発10:21の列車に乗る。といっても、2年も経って書いていて、時刻表と記憶からおそらくこの列車に違いないとしているだけである。保証はない。

 金山駅は東海道本線と中央本線、そして名鉄のホームが並んでいるためにぎやかである。それも終点ではないためあわただしく入ってきて客扱いをして出発していく。

 金山から10分ほどで大府に着く。大府ではあわただしく4分で乗り得る。そして、武豊行きの気動車が発車する。

 武豊線はほとんど名鉄と並行しており、また、乗り換え不要な分と、より遠くまで行っているため名鉄の方に乗客が多く取られ、どうもこちらは地味である。列車の編成も短く、駅もそれぞれ大きくない。だいいち、非電化である。

 特に半田のあたりでその傾向は顕著で、町の大きさの割には駅の大きさ、乗客数が多くなかった。

 沿線は特に珍しいものはなく、水田と住宅地であった。夏であったので特に変わった印象もない。

 そうしているうちに終点の武豊に着く。こちらも名鉄に多く客が奪われているらしく、駅のひっそりとしている。適当に駅前を歩いているうちに、折り返し列車の発車となってしまったので、乗ってきた列車に乗る。

 同じ路線を通り、大府に着く。少し時間があるので駅前を歩く。

 そして、名古屋行きの新快速列車で、速やかに名古屋に戻る。

●中央本線(名古屋−塩尻−辰野−下諏訪−塩尻)及び篠ノ井線(塩尻−松本)

名古屋駅の中央本線のホームへ行く。ほとんどの列車がロングシートの列車である。実際乗る列車もロングシートである。中にはクロスシートの列車も混じっている。

 名古屋を出て、金山までは東海道本線と同じルートを走る。こちらには尾頭橋駅がないので、別の路線ということが分かる。金山から東海道本線と別れる。

 鶴舞までは受験の時乗っている。金沢発名古屋市内行きの切符だったので、地下鉄に最初から乗るよりも、JRで行けるところまでいった方が得だったためである。

 そして、列車は千種・大曽根と、名古屋市内を通る。市内の真ん中ではなく外側を通るのであるが、この感覚は仙山線の仙台−東照宮−北仙台という感覚に似ている。

 新守山を過ぎて春日井市に入る。どうもこの区間は知り合いが数名いるため初めて乗ったという気がしない。春日井駅は地上駅で、なんとなく地方の駅という感じがした。

 電車区を眺めながら神領を過ぎて、高架の高蔵寺駅である。前には山が近づいている。そして、高蔵寺を過ぎてしばらくすると山の中に入っていく。関西本線の柏原と王寺の間によく似ているが、急に山の中に入って渓谷を眺めることができる。この短時間での景色の移り変わりは見事である。この渓谷の中に定光寺駅があり、そして岐阜県に入って古虎渓がある。なお、ここで岐阜県に入った段階で、愛知県のJR線はすべて乗ったことになる。残っていた武豊線は先ほど乗ったし、最後の中央西線は今乗っているからである。

 平野部に戻って多治見である。多治見駅へは太多線で来たことがある。そのときはそのまま太多線で戻ってしまったので、この区間には乗車していない。

 多治見から記憶が飛んでいるが、おそらく山の中を走っていたと思う。そして、13:55に中津川に到着する。

 中津川駅前を少し歩いた後、乗り換える。中津川から、中央自動車道も隣の伊那谷へ行ってしまい、代わりに木曽川が近づいてくる。渓谷の景色になってしまう。深い山である。隣の伊那谷(飯田線沿線)は、天竜川が作る段丘で、町も並んでいて人口が多いが、こちらは木曽川が段丘を作らず、山に深い谷を刻んだだけなので、町も多くない。高速道路は走りやすい方を選んで向こうへ行ってしまった。

 田立から長野県にはいる。なお、先ほど愛知県のJR線に完乗したが、ここで岐阜県のJR線も完乗したことになる。

 そのままのこの列車に乗っていても松本まで運んでもらえるのだが、先を急がないので一度木曽福島で降りることにする。降りても何も当てがない。しかも、徒歩でどこかへ行くには中途半端すぎるので、駅前をうろつく。山の中の駅によくある、国道沿いの駅だった。駅前が極端に狭い。というのも、周囲の土地そのものがあまり広くないからである。 そして、一度上松まで1駅戻る。この区間に寝覚ノ床という、名所が見えるのだがよく分からなかった。降りてみないと分かりにくい。

 そして再び北上する。木曽川も細くなり、薮原をこえて山越えすると、奈良井川に変わっていて、流れる方向も変わっている。

 それからしばらくして塩尻に到着する。

 塩尻から、今日の目的地、松本にまっすぐ向かわずに、反対方向に向かう。

 まず、塩尻から辰野経由で下諏訪まで行く。塩尻から中央本線(東京方面)は、2つのルートがある。辰野へ大きく迂回する「大八廻り」と、トンネルで近道をする「みどり湖経由」である。歴史的な経緯は本筋ではないし、地元の人間でもないので省略するが、当然、「みどり湖回り」の方が、後にできている。

 そのうち、辰野経由の方で、上諏訪−辰野間は飯田線に乗るときに乗っていたが、塩尻−辰野間は乗っていなかった。そこで、今乗ってしまうことにする。

 1両だけの単行列車が、ホームに停まっている。荷物電車(貨物列車ではない)を改造した列車で、阪和線の鳳−東羽衣間や、宇野線の茶屋町−宇野間などでも走っている。

 塩尻を出て、盆地の端の少し高いところを走り、辰野に着く。辰野からは飯田線の列車に乗り換える。前に飯田線に乗ったときと同じ形の列車だが、車両の数が少ないので何となく混んでいる。この列車で岡谷まで行く。このあたりから日が沈んでいて外はあまりよく見えない。一度乗っている区間だから良いのだが。

 岡谷で乗り換える。その列車で下諏訪まで行く。

 下諏訪でわざわざ降りたのは温泉にはいるためである。最近便利に使っている「駅前銭湯図鑑」で、ある程度近くてある程度広そうなところを探す。そして、諏訪湖の近くの温泉に行く。

 確かにきれいであるが、サウナ、つまり目当てのものをいうと水風呂がないためあまり長いこと浸かっていることができなかった。

 また同じ道をもどる。多少細い道もあり、住宅街の中を抜けたりするがきちんと戻ることができた。

 そして下諏訪から、そのままみどり湖経由で塩尻を通り、松本まで行く。松本駅はこの乗りつぶしシリーズの初期の頃よく来たが、最近は来ていなかった。久しぶりである。松本ではその「駅前銭湯図鑑」に珍しく載っていたサウナに宿泊する。地図を見た感じより駅に近かった。パチンコ屋の上にあった。都市型サウナはそのような造りが多い。


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