JR各線を巡る旅の記録

20岡山方面 2日目


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1997年12月28日
【岡山】発8:04−(普通)→【福渡】着8:52,発8:55−(普通)→【津山】着9:36、発9:43−(普通)→【佐用】着10:37,発10:40−(普通)→【姫路】着12:10、発12:27−(新快速)→【長浜】着15:02,発15:03−(普通)→【福井】着17:01,発17:04−(普通、小松から快速)→【金沢】着18:34
※岡山から姫路まで津山経由で単純に帰ってきただけというもの。どうしても近場を乗ってしまうと、新しいところに乗るアクセスに時間がかかるようになってしまう。

●津山線(岡山−津山)

 岡山発8:04の列車に乗るべく、宿泊先を出る。こういうところでは朝も入浴することが恒例になっているため、起きるのは6時半頃だった。

 駅の前のコンビニでおにぎりやパンなどを買って朝食とする。

 昨日の吉備線と同じホームへ行く。そして、福渡行きの列車に乗り込む。岡山の次の法界院までは、昨日乗っているが、明るさが違うと全然違う。

 法界院をすぎて、しばらくして旭川に沿って走る。最初は津山線と川の間の堤防の上に道路があり、その道路越しに川が見えるという状態だった。天気がよいのに気温が低いという状態で川霧が発生している。日本海側は気温が低いときは曇りが多く、湿度も高いのでこのような風景はあまり見られない。

 しばらくして、山の中になると渓谷の景色となる。渓谷の景色は様々なところで見ることができる。それがあまりにもいろいろなところにあるため、最近は飽きてきているのだが、今回は川霧のおかげでいつもとは違った状態である。雲の中を走っているようで、よく見ると川が見えるという状態である。朝早いと(といっても8時を過ぎているが)このようなものが見えるのだろうか。冬に空気が乾燥するという瀬戸内海沿岸ならではのものか。とにかく、冬になると灰色の空になり、雷がしょっちゅう発生し、湿っぽい日本海側ではあまり見ることができないだろう。

 そうしているうちに福渡に到着する。福渡では3分の接続である。そのまま同じ列車を通しても良さそうなものだが、それなりの理由があるのだろう。

 福渡からは旭川と別れ山の中を走る。といっても、旭川の川霧の印象が強すぎて、福渡以降の景色を忘れている。姫新線が合流してきて、津山に到着する。

●姫新線(津山−姫路)

 津山着9:34で、発が9:43である。これもうまくできていて、津山で駅前を見るということはできなかった。

 姫新線は姫路から津山を経て伯備線の新見に至る線である。そのうち、今回乗る姫路と津山の間は運転本数もそれなりにあるが、今回乗らない津山と新見の間は運転本数が極端に少ない。この後も何回か乗ろうと心がけているが、なかなか乗ることができない。

 東津山で因美線が分かれていく。以前は岡山から津山を経て因美線を経由して鳥取行きの急行砂丘が走っていた。いまは、岡山発鳥取行きも智頭急行経由となってしまい、ここはメインルートからはずれてしまった。

 乗っている列車はワンマン列車で、ロングシートの一番運転席寄りに乗った。運転席も左側にしかないので、前がよく見える。あまり一番前で「かぶりつき」ということはやらない方である。それをしてしまうと、その路線の印象が2本のレールのイメージ、つまり、線路そのもののイメージが強烈になってしまい、後でおかしくなってしまうのである。この列車でも、運転席の横で前を眺めるということはしなかったが、前の方で前を見ていたため、たとえば津山−東津山間では線路の記憶しか残っていない。恐ろしいことである。

 東津山を出た列車は、中国自動車道に沿って走っていく。自動車道の方は、大阪方面から九州方面へ行くトラックや、高速バス、そして乗用車などがどんどん走って行くが、並行している道路は過疎地を結ぶ単線非電化区間である。ワンマンカーが走っている。やはり高速道路を通したぐらいでは地域は栄えないのであろうか。

 高速道路を走っている車を間近に見ながら津山盆地を抜けていく。そして、山を越えてしばらくすると真新しい高架線が近づいてくる。高架線といっても電化されていないし単線なので何となく不完全であるが、これが智頭急行である。そして、佐用に到着する。

 佐用では乗り換えた覚えがないのだが、時刻表上は乗り換えないと先へ進めなくなっているので乗り換えたのだろう。乗り換え時間3分だからほとんど記憶にないのも無理はない。

 佐用から中国自動車道とも別れ、地味になってしまった。平野部になるってくるとため池が多く感じられる。地図を見ると明石や姫路のあたりには気持ち悪いくらいため池がある。それだけ昔から水が不足していたのだろうが、地図上では、できものがたくさんできた人間の肌のようで、気持ちの良いものではない。

 市街地に入り、しばらくして12:10、姫路に到着する。

●山陽本線、東海道本線、北陸本線(姫路−金沢)

 姫路から長浜まで例によって新快速で一気に通り抜ける。姫路を出て、気動車が多く停まっている車両区が見える。播但専用の塗色の気動車が停まっている。この8ヶ月後に播但線に乗ることになるのだが、そのときにはもう寺前−姫路間が電化されてしまって全く違う列車が走っていた。

 その後は、明石から複々線になり、大阪・新大阪・京都で乗客の入れ替えがあり、その後は順調に乗客が減り、長浜に着く。

 長浜到着前になるべく前、そして、先頭車両まで移動する。北陸本線が3両しかないため、こちらも前3両に乗っておかないと、ホームを走らなくてはならなくなるからである。どうも長浜駅のホームの幅は足りないような気がする。もともと乗り換えように作っていないので仕方がないが。

 長浜からは、一度福井で乗り換え、いつもの通り順調に金沢に到着する。

 
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