JR各線を巡る旅の記録

11北海道(93年)2日目


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 1993年5月2日
 (急行 はまなす)→【札幌】6:18着、7:05発−(特急オホーツク1号)→【網走】12:24着、13:56発→【釧路】17:34着、18:05発→【上尾幌】18:31着
※まっすぐ釧路・上尾幌へ向かわずに網走を経由。思いがけず流氷を見ることが出来た。

●札幌−旭川−新旭川−網走(函館本線・宗谷本線・石北本線)

 札幌から一旦網走へ行く特急で網走まで行く。

 札幌から旭川まではほとんど覚えていない。窓が曇っていた記憶があるが、それ以外はほとんどない。気が付いたら旭川であったと思う。

 旭川から新旭川までは一瞬であるが宗谷本線を通る。これもその6年後に完乗した路線である。

 新旭川から石北本線である。旭川から乗ってきた人にどこから来たのか聞かれたので答えると「内地ですか。」といわれた。

 谷の中の水田らしきところに雪が降っていたということは覚えているが、これもまた7年の時と、特急であったこと、さらに夜行列車明けであったことでほとんど覚えていない。北見駅付近で、市街地に入りかけて急にトンネルに入ってしまい、そのまま市街地をトンネルで抜け、駅に近づいてから地上へでたということが印象的であった。

 そうして、網走に到着した。網走では、少し時間があったので刑務所資料館へ行って来る。

●網走−東釧路(釧網本線)及び東釧路−釧路−上尾幌(根室本線)

 網走からは、北海道に入って初めて普通列車に乗る。乗り込んでみると、高校生などが多くいて混んでいたため、あえて客室に入らずデッキにいることにした。新しい列車なので視界が広い。

 網走を出て、しばらくして坂を上がっていく。その後は斜里(現:知床斜里)あたりまで海岸線に沿っていく。砂浜の海岸である。いつもの年ならそれで終わっていたのだが、今年はそれとは違い、なんと流氷を見ることができた。その年は、なぜか流氷が去っていくのが遅く、5月の連休になっても残っていたということである。ただし、冬の寒空にある流氷と違って、春が訪れているところの流氷であり、何も知らずに見ると、発泡スチロールのゴミが異常発生したところに見えなくもない。そういってしまえば終わりだが、とにかく流氷を見ることができてよかった。

 斜里を過ぎると、内陸部に入っていく。緑を過ぎると、なぜか恐ろしく遅くなってしまった。湿原の中でとても景色がよいのでちょうどよいが、事故でもあったのかと思ってしまう。乗客も2〜3人程度で、別に焦っているようでもない。時刻表を見ると、この列車は緑−摩周間は「運転日注意」となっている。そのためでもあるし、夏にでもトロッコ列車が走るようになっている時間帯なのだろうか。とにかく、この区間は他の列車が30分ぐらいしかかかっていないのに50分もかかっている。おかげで、景色を堪能できたが、遅すぎて眠るのにもちょうどよかった。川湯温泉あたりでにぎやかになってくる。摩周湖と屈斜路湖の間を走る。観光地である。その後は標茶を経て、釧路湿原のなかを走る。 流氷を見たり、湿原を見たりと、本州では考えられないような路線である。そして東釧路で根室本線と合流する。10年前に来たときと少し記憶が違っているが、とにかく根室本線を通り釧路まで到着する。

 釧路から親類の家に電話し、そのまま、根室方面行きの普通列車に乗る。10年前と違って軽そうな列車が走っている。東釧路と別保の間に武佐駅が追加されていた。別保あたりまでは町なのだが、その後は森のなかを走り、上尾幌に到着する。


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