JR各線を巡る旅の記録

25福島・茨城 概要


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●ルート(同じものが各ページにあります。)

1999年9月24日(特記なき限り普通列車)
【金沢】6:54発−(特急はくたか)→【直江津】8:47着,9:13発→【宮内】10:35着,10:45発→【越後堀之内】11:11着---(徒歩)---【小出】13:03発→【会津若松】16:50着,16:53発−(特急ビバあいづ)→【郡山】17:51,着18:15発→【安積永盛】18:20着,18:24発→【郡山】18:30着,18:48発→【喜久田】18:56着
※金沢から郡山まで行くもの。念願の只見線に乗ることができた。それがメインである。磐越西線は日没後のためほとんど分からない。

1999年9月25日(特記なき限り普通列車)
【喜久田】7:11発→【郡山】7:18着,8:00発→【いわき】9:48着,10:18発−(特急「スーパーひたち」)→【水戸】11:24着,12:12発→【上菅谷】12:28着,12:31発→【常陸太田】12:45着,13:17発→【上菅谷】13:32着,13:34発→【安積永盛】16:17着,16:24発→【黒磯】17:21着,17:24発→【宇都宮】18:15着,18:20発→【小山】18:46着,19:02発→【足利】19:41着
※磐越東線・水郡線がメイン。東北本線も乗っていなかった区間。

1999年9月26日(すべて普通列車)
【足利】7:04発→【高崎】8:19着,8:24発→【水上】9:28着,9:45発→【宮内】11:35着,11:41発→【柏崎】12:11着,12:47発→【直江津】13:29着,13:32発→【富山】15:38着,15:43発→【金沢】16:42着
※足利から普通に金沢まで帰る。上越線は夜行列車として何度か乗っているが、昼間乗るととても良い路線であった。次回は上りに乗らなくてはならない。

●経緯

 9月24日(金)を休むと四連休になってしまう。いっそうのこと休もうと思った。しかし有休を取ると、皆勤手当が付かないため、これはもったいない。しかし、1年半ほど前に休日(土曜日)に出勤していた「代休」(振替休日)が、まだ残っていた。これなら皆勤手当がつく。そのため、その前後で休んだ1日を埋めるために苦労したものの、どうにか1日休んで4連休にすることができた。

 そこで、周遊きっぷを使って四国へ行こうと思った。周遊きっぷなら特急も乗ることができるので、効率的に四国を回ることができる。高知県内は全部乗っているものの、それ以外はほぼ乗っておらず、JR四国完乗率は33%と、JR6社の中で最悪となっている。これを、一気に100%まで引き上げようとした。計画上、3日で可能だった。帰りは徳島からバスで大鳴門橋・淡路島・明石海峡大橋というルートもとろうと考えていた。(もちろん、坂出−舞子間は放棄する。)

 しかしながら、台風の接近で、どうも1日は列車が停まってしまうのではないか、最悪、事故に遭うのではないかという、好ましくない心配が出てきた。そのため、直前まできっぷを買わずに様子を見守ったが、結局、見守れば見守るほど危ないということが分かってきた。

 それならば、北へ行ってしまえ、ということで、5月に候補として挙げていた秋田・岩手方面(周遊きっぷでいうと、「田沢湖・十和田湖ゾーン」)を考えた。もうせっかくだから片道は寝台に乗ってしまおうと考えた。これならば、秋田・岩手の未乗区間を効率よく片づけることができる。北上・田沢湖・花輪線を中心に乗ってしまう計画を立てていた。

 しかし台風は日本海側を回るルートをとるようであった。1991年の青森県のリンゴに多く被害を与えた台風と同じようなルートをとるということだった。もっとも、台風が秋田あたりに接近するときは盛岡にいる予定であるので、おそらく大丈夫だろう。また、台風そのものは日本海に抜けるとパワーダウンするので心配はないと考えられる。しかし、やはりここでもどこかに足止めとなったり、事故にあってはよろしくない。

 そこで、このような検討で4連休初日をまるまるつぶしてしまった。いっそうのことどこかへ行くのはあきらめて、24日は仕事へ行ってしまおうかと考えていた。

 地図を見ていると、例えば東北本線は郡山から大宮まで未乗になっているし、そのあたりの路線も空白になっている。また、只見線も乗っておきたいと思いながら、乗れずにいた。そこで、周遊きっぷ「水戸・郡山ゾーン」という、ある意味地味な周遊きっぷを使い、そのゾーンの未乗区間である磐越東線・水郡線を目的としながらも、そこへ行くための経由地を工夫し、只見線・両毛線・上越線を片づけてしまおうというのが今回の主旨となった。特に、ハイライトは只見線で、これを最優先に計画を立てることとなった。とにかくこの線を直通するには、途中乗り換えも含めて3往復しかない。しかも1往復は早朝で、もう1往復は大半が日没後のため、選択肢はほとんどないといえる。

●ルートについて

 上越線小出から只見線・磐越西線経由で郡山まで行くルートと、上越線・両毛線・東北本線経由で安積永盛あるいは郡山まで行くルートがある。行き・帰りで、両方のルートをとることになる。また、ゾーンの範囲内である郡山−いわき−水戸−安積永盛という環状区間もどちらまわりにするかということになる。

 最初は帰りに只見線に乗り、行きは上越・両毛・東北というルートを考えていた。帰りは会津若松で1泊し、朝6時6分の只見線に乗ることを考えた。しかしこれでは、只見線に乗り遅れるというリスクが大きくなる。その後の会津若松13時では、小出着が17時41分になり、金沢まで帰るのが難しくなる。また、日程の最後にメインをもってくることは、疲労を考えるとあまりよくない。

 そのため、金沢−小出−只見線−会津若松−郡山というルートを1日目にとることにした。次に、周遊区間内であるが、磐越東線・水郡線の朝7時8時前後の時刻からと、接続を考え郡山−磐越東線−いわき−常磐線−水戸−水郡線(上菅谷−常陸太田間も含む)−安積永盛というルートをとることにした。そうなると帰りは自然と安積永盛−東北本線−小山−両毛線−新前橋−上越線−小出−金沢となる。

 また、細かいことだが、上のようなルートをとると郡山−安積永盛間が空白になってしまうので1日目郡山に着いたら一応郡山−安積永盛間を往復しておくことにする。2日目に水戸へ行ってからそのまま郡山まで戻ってもよいが、時間が遅くなってしまうので安積永盛で乗り換えることにする。

 さらに、新前橋−高崎間は普通に切符を買うとルートからはずれてしまう。この区間を乗らないと上越線は完乗にならない。周遊きっぷなので安積永盛−金沢という切符にしなくてはならない。そのため、新前橋−高崎間は往復、別途切符を購入することにする。

●宿泊

 今回のルート上では、福島まで行くとカプセルホテルがあるのだが、それも手間になるので郡山の健康ランドとした。郡山から一駅磐越西線で会津若松方面へ戻った喜久田駅から歩けるようなので、そうすることにする。なお、周遊区間は郡山からなので、一度郡山へ行ってしまうと「ゆき券」は使用済みとなる。そのため、この郡山−喜久田間も往復、切符を購入することになる。2泊目は小山・足利・桐生・栃木あたりの健康ランドを考える。東北本線黒磯あたりで日が沈むはずなので、できれば小山あたりで宿泊とし、両毛線は翌朝、明るくなってから乗るということも考えられる。前橋・高崎あたりまで行ってしまうと翌朝は遅くてもよいのだが、今度は両毛線の景色を全く見ることができなくなる。結局、両者の兼ね合いと、風呂等が良さそうな健康ランドということで、足利で一泊することにした。

●切符

 結局
 周遊きっぷ関係では
 ・金沢−郡山(北陸・信越・上越・只見線・磐越西経由)
 ・ゾーン券(水戸・郡山ゾーン)
 ・安積永盛−金沢(東北・両毛・上越・信越・北陸経由) 以上17,180円
 その他、郡山−喜久田間往復(片道190円)
     新前橋−高崎間往復(片道180円)
 自由席特急券では 金沢−直江津(2,100円)
          会津若松−郡山(950円)
 の、20,970円という交通費となった。


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