2000年12月23日
【金沢】5:35発−(石動まで快速あとは普通)→【富山】6:27着、6:30発−(普通)→【糸魚川】7:51着、8:18発−(普通)→【南小谷】9:23着、9:34発−(普通)→【松本】11:32着、11:47発−(普通)→【甲府】13:57着、14:13発−(普通)→【富士】16:36着、16:54発−(普通)→【熱海】17:41着、17:43発−(普通)→【小田原】18:04着、18:12発−(快速アクティー)→【茅ヶ崎】18:13着、19:55発−(普通)→【平塚】20:02着
身延線乗車が目的。そのために、1ヶ月ちょっと前に通ったコースをまたたどることになるが、その間に大糸線の表情も季節の変化で変わっており面白かった。茅ヶ崎では最近はまっている「方面案内」放送を収集。
昔はこの列車に乗ろうとして、何度も乗り遅れていた。しかし、どういう訳か最近、この列車に乗ろうとして乗り遅れるということがなくなってしまったのである。冬。家を出るときも、列車に乗るときも暗い。富山で乗り換えて、ようやく明るくなって来るという状況。そうして、糸魚川に到着。
糸魚川駅は先日も訪れていた。18きっぷが使用できるようになったその日に、この駅を訪れて、駅の放送を録音していたのだった。大糸線のホームへ向かっていると、7両編成の、特急車両を使った快速列車が到着するところであった。
大糸線の気動車に乗る。1ヶ月半ぐらい前も大糸線に乗っているのだが、その時は紅葉の季節。今は、広葉樹がほとんどない。そして場所によっては雪が積もっている。この路線、季節によって見せる表情が違う。わずか1ヶ月半の違いでもここまで違う。
南小谷で乗り換える。クロスシートの部分はすぐに埋まったので、ロングシートに座る。やっぱり、1ヶ月半前と景色が違う。稲尾駅付近の湖に写った山も、全く違う。そうして乗っていたのだが、この列車、10年前の夏と同じようにものすごく混んできた。ロングシートなので外も見えない。そうして、どんどん乗客が増え、松本に到着する。到着後のホームも、これだけ乗っていたのか、というくらい混んでいた。
松本を出ると市街地を走る。左側は大きい店が多い。右側は住宅である。そうして、先日健康ランド宿泊のため乗り降りした南松本。発車してしばらくすると、国道をくぐる。そしてバス車庫が見え、住宅と店に田畑が混じる。左側は離れて山がある。その山の、3分の1ぐらいのところまで住宅がある。村井を過ぎると、住宅地から国道沿いの店がある景色に変わっていく。そして、エプソンなど会社が中心のところを走り、広丘。水田に住宅が混じったところを抜け、塩尻に到着する。この後、小淵沢までは1ヶ月半前に詳しく見ているので、省略する。
小淵沢を出ると、八ヶ岳が見える。雲がかかっている。左側は山で、右側に水田を見下ろす。そうして、山へ入っていく。左側は、ときどき八ヶ岳がきれいに見える。山を抜け住宅が増えてきて長坂。駅舎はホームより高いところにある。住宅抜け段差のある畑。林も混じる。山か畑地か分かりにくいところではあるが、とりあえず地面も線路も下っている。少し住宅があって日野春。谷を見下ろしたり同じ高さの山の中を走る。ときどき下の町が見えるが、その町が線路と同じ高さにあったり、ずっと下に見えたりする。段差がある町である。そうして、ぶどう畑の中を走り、少し住宅があり、穴山。トンネルを抜けしばらくして町を見下ろす。その中で住宅があり、新府。
新府を出ると、しばらくして町を見下ろす。対岸の少し高いところにも住宅があるが、崖もある。だんだんと下がってくる。高架のような形で韮崎。しばらくして盛土の上を走り、住宅を見下ろし、そのうち同じ高さになる。ときどき崖が見える。川を渡り、その見えた崖に近づきトンネルへ。抜けて住宅が増え塩崎。少し山を越え住宅が広がり、竜王。貨物のためのスペースが広い駅である。ビルが増えてきて甲府に到着する。
甲府で少し離れた、身延線のホームへ行く。しばらく待っていると身延線の列車が入ってきた。
甲府を出ると、市街地の中ですぐに、中央本線と分かれることなく金手。停車中に、中央本線の普通列車が追い越していく。中央本線と分かれてすぐに善光寺。やはり本線と違って、揺れが違う。市街地の中を走り、住宅の比率高くなってきて、南甲府。そうして、住宅や水田等の中を走り、甲斐住吉。住宅中心ではあるが、田畑が混じりだし、国母。高速がオーバークロスする。水田や畑が増えてきて、常永。新しい住宅地の中を走ったあと水田が広がる。そうして、住宅が増え、小井川。住宅が少し少なくなったがまた増えて東花輪。住宅と団地の中を走り、水田が広がる。前後にカーブがあり、川を渡る。工場が見えてきて、水田と少しの住宅。古い住宅があり、甲斐上野。少し山に入ったがすぐ抜け住宅があり、芦川。左側に山が迫ってくる。住宅地の中を走り、すぐに市川本町。住宅地のなかをしばらく走り市川大門。
市川大門を出ると、水田などの中を走る。前方に山々があり、もやがかかっている。そうして、富士川の堤防に沿って走る。対岸に町が見えてきて、鰍沢口。その後は、谷に入っていく。トンネルをいくつか抜け、谷を下っていく。谷が少し広くなり住宅があり、落居。谷が広がり、住宅が増えてくる。富士山の頂上らしきものが見えてくる。そうして甲斐岩間。住宅地から離れ前方に見えていたの山のトンネルへ。抜けて川に沿って走る。少し住宅があり久那土。川を渡り谷へ。この身延線、とてもよく揺れる。トンネルを抜け山の中で市ノ瀬。駅の裏に石材工場があり、灯籠などが並んでいる。谷の中に住宅が増え、甲斐常葉。その後は谷の中を走る。住宅はない。川を渡り、少し旅館などがあって下部温泉。
下部温泉を出ると、すぐに温泉街を抜け谷へ。川を渡り波高島。トンネルをいくつか抜け、水田の中を走る。そして住宅が現れ、川に沿って走る。対岸の山に低くなった太陽が沈んでいく。そうして、塩之沢。あまり住宅がないところである。しばらく行き、川沿い住宅が増え、町になってきて身延に到着。
身延の後は、トンネルいくつか通り、山を抜け川に沿う。太陽が山に隠れようとしている。水田が広がり、少し住宅があり甲斐大島。太陽が山の中に入ってしまったり出てきたりしている。日没といっても、山の高さによってまったく時間は違うのである。川を見下ろしながら走る。川原が広い。川沿いに住宅が多くあり、町のようになっていて内船。防火倉庫やサイレンなどがある町である。そして、団地や住宅、茶畑が少しあり、しばらくして、川沿いに少し住宅がある。川を見下ろすところにで、寄畑。かなり高いところから川を見下ろす。対岸に町がある。道沿いの川を見下ろすところで、井出。川と少しの水田・住宅を見て下っていく。だんだんと低くなり、住宅が増えてきて、十島。住宅が減りまた川に沿って走る。川の蛇行をトンネルで抜け、川から離れた住宅地の中で稲子。すぐに川に沿う。川から離れ、水田と住宅を見下ろしまた川に沿う。川沿いに住宅が増え芝川。
芝川を出ると、工場があり、煙突から煙が出ている。川沿いに山がある。トンネルが多いそうして、沼久保。ふと前方に富士山が見える。富士山の部分だけ太陽が当たっている。この路線、富士山がよく見えるのかと思ったが、その手前にある山に近づきすぎていて、ときどき頂上部分だけが見えるにとどまる。ただ、頂上に雪が積もっていて、しかも、その部分だけ妙に太陽が当たっている。そろそろ夕方近く。少し太陽の色も赤い。そういうこともあり、ときどき見える富士山の頂上というものが、まったく別次元の、とてもありがたいものに見えてしまう。
富士山を見ながら下っていき、富士山の麓にきれいに広がっている町へ下っていく。工場もある。その町の中に入っていき西富士宮。市街地を走る。広い用地が空いている。そうして、富士宮。市街地を走る。左に富士山をみて、源道寺。住宅と工場が多くあり、富士根。工場中心のところから住宅中心になってくる。そうして、いつの間にか複線になっている。入山瀬を過ぎ、工場や住宅地の中を走る。高架の上で、竪堀。住宅地をそのまま高架で走る。店が増えてくる。柚木を経て、富士に到着する。
富士駅で少し時間がある。駅からきれいに富士山が見える。夕焼けの光に当たり、きれいに見える。町全体は、ちょっと製紙工場独特の匂いがする。
そうして、しばらくした後、熱海へ行く列車へ。混んでいて、外も暗くてよく分からないが、三島を過ぎて、何となく山の中を走っていたのは分かった。
熱海に着くとほとんど時間がないのだが、発車メロディーがけたたましく鳴り出す。いやでもJR東日本の世界に入ったということが分かる。そうして、暗い中を走り、小田原で快速アクティーに乗り換える。編成が長くて、空席が多い。
そのまま、一旦茅ヶ崎駅へ。この駅の放送、この文章を書いている時点ではすでに別のものになっているのだが、この時は行き先毎に「○○方面」の言い方が微妙に違っていたのである。そういうこともあり、途中、駅の外を見るために席を外したが、1時間ほどホームにいたのであった。なお、この時の成果はこのサイトの「方面案内放送」で、音声と共にご紹介している。
だいたいのパターンを録り終えたので、「おとなり」平塚へ。この駅の放送も茅ヶ崎駅と同じ声なのだが、「○○方面」が入っていなかった。(なお、現在では別の放送になっています。)そして、駅のほんとに近くにある健康ランドへ、と思ったのだが、なかなか見つからない。とりあえず見つけた牛丼屋で夕食を取ったあと、再び探す。何てことはなく、単純に出口を間違えていただけであった。違う出口へ行くとすぐに見つかった。町の中にあるのだが、なかなかの風呂。ちょっと長めに入ったのであった。