41　最後に首都圏その１　３日目　詳細版

　朝起きて、昨日と同じように、昨日と同じ風呂へ。そうして、昨日と同じ道を桶川駅へ向かう。高崎までのきっぷを買い、昨日とは反対側のホームへ。間もなく列車が入ってくるが、予定より早く、ロングシートでもあるのでパス。そうして、少し時間があるな、と思ってくると、「間もなく列車が…」という自動放送。列車が来る時間でもないのに、と思っていると、クロスシートの、急行型列車が入ってくる。肉声放送で「普通乗車券・定期券でご乗車できます」ということであり、面白そうだったので乗ってみる。快速碓氷号横川行き。大型の時刻表だと、定期列車と同じページに載っているのですぐ気づくのだが、小型時刻表は臨時列車が別ページになっている。

　目の前に来たのは指定席だったので、とりあえず自由席まで走り、そこから乗る。そこそこ埋まっていたが、車両を渡り歩くと、空いているボックスを見つけたので、ゆったりと座る。何となく、北陸本線の普通列車に乗っているような気分になる。

　桶川を出て、住宅地を走る。少し畑が混じる。町になり、鴻巣。住宅地でそのうち田畑が混じる。町になり、北鴻巣を通過。駅の裏は水田である。水田が多くなる。住宅が増え、工場が混じる。前を走っている列車の関係で、徐行するようになってくる。吹上を通過。畑と住宅で、所々林もある。少し田畑が広がったが、工場や住宅が増え、行田を通過。水田と住宅の中を走る。新幹線が近づき、住宅地の中に入りビルが増え、熊谷に到着する。さっき、桶川でパスした普通列車をここで追い越す。そのため、熊谷を出ると、駅通過時に徐行をしなくてもよくなった。

　熊谷を出て、市街地から住宅地になり、田畑が混じる。その中で、貨物駅が広がり、高架で見下ろす。水田と住宅も見下ろす。同じ高さになり、住宅が増え、籠原を通過。駅の裏に車庫がある。この駅終点の列車も多い。その後は畑と住宅、工場がある。住宅が増え、少しビルがあり、深谷。畑と住宅の中を通る。畑が多い。工場が混じり、岡部を通過。駅の裏は畑が多い。畑と住宅から畑が広がる。大きい変電所がある。畑と住宅の中を走り、住宅が増え、ビルが少しあり、本庄。住宅地で、少し畑が混じる。住宅が増え、神保原を通過。水田と住宅の中を走るが、住宅が少ない。川を渡る。住宅と工場があり、新町を通過。畑と住宅、川を渡り、少し工場が多くなる。上下線が別れ、戻る。倉賀野を通過。水田と畑、住宅があり、町になってきて高崎に到着する。

　結局、乗る予定だった普通列車の１本前の普通列車を追い越してきた形になったので、予定よりかなり早く高崎に着いてしまった。とりあえずそのまま新幹線のりばへ歩いていくと、１本前の新幹線に間に合ってしまった。快速列車到着から、新幹線発車まで４分しかなかった計算になるが、とにかく走ることなく間に合ってしまったのであった。せっかくなので乗ることにする。

　２階建て新幹線。とりあえず２階に座った。６列シート。ガラガラなので、ゆったり座るが、全席埋まるくらいの乗車率だと、本当に苦痛だろうと思う。何となく詰め込まれているという感じがする。

　２階に乗ったのはよいが、ほとんどがトンネルであるこの区間。上毛高原駅でちょっと変わった角度からホームを眺めた以外は、さほど珍しいこともなく、この列車の終点、越後湯沢に到着する。

　何だかんだと早く来てしまったので、この駅で１時間ほど時間がある。外へ出てみるが、雨も降っているので外をウロウロできず中へ。ただ、おみやげ物屋とか日本酒の博物館のようなものなど、いろいろとあるので、駅舎の中でも結構時間を潰すことができた。

　来るときは特急「はくたか」で来た。帰りもそれでもよいのだが、特に急がないので、その後に出る「快速」に乗ることにする。２両で、後ろは通常の車両、と思って前へ行くと転換クロスシート。とりあえずそちらに座る。

　家族連れが乗ってくる。小さい子供。泣き出している。ものすごい。昨日の京葉線といい、今回は小さい子供の泣き声が多い。結局、この車両、ちょっとしたデッキがあるためそちらへ移動していたようである。

　越後湯沢から六日町までは、以前、上越線の普通列車として詳しく見ているので省略する。六日町を出て、上越線と別れ、水田と住宅、店を見下ろしながら登っていく。前方は山である。魚沼丘陵を通過し、トンネルへ。この車両、プラネタリュームのようなものの設備があり、トンネルに入ったら車内を真っ暗にして、それの上映が始まる。トンネル区間が多いのだが、結構面白い。ちなみに、２両目は通常の明かりのある車両で、本を読みたい人はそちらの車両へ、ということだった。

　トンネルの中で美佐島駅を通過し、トンネルを出てすぐ、しんざを通過。高架で町を見下ろして十日町。町を高架で見下ろし、トンネルへ。抜け、水田が広がる。再びトンネルに入り、プラネタリュームが始まる。トンネルの中で、停車中の列車とすれ違う。トンネルを抜け、すぐにトンネル。また抜けたと思ったらすぐトンネル。抜け、山と山の間に段差のある水田がある。少し住宅があり、トンネルを抜け、同じような景色。住宅が少し多くなり、まつだい。トンネルに入り、プラネタリウム。抜けてすぐにほくほく大島。川を渡り、すぐにトンネル。プラネタリウムが始まる。抜けて、水田と住宅の谷を見下ろし、虫川大杉。水田と住宅の谷を少し走り、トンネルへ。抜け、水田と住宅。少し町になってきている。うらがわらを過ぎ、少し水田と住宅を見て、トンネルへ。抜け、山だけの風景。住宅が見えない。大池を通過。水田のみの谷を通り、少し山に入りトンネル。抜け、水田が広がり、少し住宅があり。くびき。水田が広がる。しばらく走り、松林がある。北陸自動車道をオーバークロスする。再び松林を抜け、カーブし信越本線と合流し、犀潟。その後はいつものように直江津に到着する。

　直江津からいつものように北陸本線へ。なぜか糸魚川で乗り換えなのだが、乗り換える列車も富山方面から糸魚川で折り返す列車。ここで、寝台列車改造列車から、通常の普通列車に乗り換える。そうして、いつものように糸魚川駅で釜飯を買う。

　その後は、半分眠りつつ、「区間全駅」の取材で少し前に一駅ずつ降りていた駅を見ながら、富山で順調に乗り換え、金沢まで戻る。