JR各線を巡る旅の記録

39 中国山地 1日目 要約


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1日目(2002年8月10日)
 【金沢】6:26発−(普通)→【長浜】10:00着、10:13発−(新快速)→【姫路】12:42着、12:51発−(普通)→【網干】13:01着、13:14発−(普通)→【上郡】13:36着、14:14発−(特急スーパーはくと5号)→【智頭】14:52着、15:22発−(普通)→【鳥取】16:09着、16:28発−(普通)→【智頭】17:27着、17:38発−(普通)→【津山】18:55着、18:59発−(普通)→【岡山】20:22着

 単純に金沢−岡山間、といってしまえばそれだけであるが、この日は因美線の乗車。時間の関係で「スーパーはくと」に乗車。それと、津山で泊まってもよかったのだが、泊まるだけの目的で一旦岡山まで。

●金沢−上郡(北陸本線・東海道本線・山陽本線)

 いつものごとく、6時26分の普通列車。ほんと、よくお世話になる。大学の時の通学でもお世話になったし、その後の旅でも、よくお世話になる。

 よく乗る列車なので、勝手はよく分かっている。ということで、福井駅での、ちょっと長い停車時間、ホームで、朝食として冷やしうどんを食べる。6両目はほとんど混まないということをよく知っているため、全く焦ることもない。そうして、北陸トンネルの前後で、前3両へ移動。敦賀で切り離し。それまでは、空いている車両でくつろぐ、というのがこの列車に乗るときの、個人的な方法である。

 そうして、長浜で乗り換え。ここまで、3時間34分。慣れてしまっているので、ものすごく時間が経った、という気がしない。いつもの通り、ホームの一番前へ行き、新快速電車へ。そうして、どんどん西へ進む。一番前なので、少しは空いている、ということで選んでいる車両なのだが、この車両、「弱冷房」であった。混んでくると、少し暑い。今度から少し乗る車両を考えなければならない。

 姫路で乗り換え。これもいつものことなのだが、今日は少し違うことをする。いつもは三原行きを待って、それに乗るのだが、今日は少し前の網干行きに乗ってしまう。そうして、網干で降りて、このサイトのコーナー「区間全駅」(2002年9月現在)の取材をするのであった。いつもの、混雑して殺伐とした雰囲気ではなく、長い車両を若干持て余しつつ、英賀保を経て網干へ。しばらくの間、駅、その周辺を観察する。橋上駅で、あまり特色がなさそうなのだが、若干面白い部分があった。

 そうして、しばらくして三原行きの普通列車が来る。覚悟していたとおり、座ることができない。そのまま乗っていると、相生で若干空く。といってもまだ座ることができない。いつもは、そのあと上郡でどれだけ空くか、期待するのだが、今日はその空いてしまう原因の人になることになる。ということで、上郡で降りた。

 少し時間があるので、ここでも「区間全駅」の取材をしておく。「アーバンネットワーク」最後の駅。意外とのんびりしたところにあるのだが、列車の接近メロディーで、一応「アーバンネットワーク」にあるのだということに気づく。

 ここから、智頭急行に乗るのだが、そのためのきっぷはJRの窓口ではなく、智頭急行の駅へ行き、買わなくてはならない。駅を出て、すこし線路に沿って歩くと、智頭急行の上郡駅。すぐに跨線橋があり、そこを歩くと、窓口がある。智頭までの乗車券と自由席特急券を購入。出てきたきっぷは、JRで車掌さんから買うようなきっぷであった。とりあえず、特急列車は混んでいるらしい。

 そうして、ホームに出る。智頭急行の普通列車には専用のホームがあるのだが、特急列車の場合、JRからそのまま乗り入れるので、JRのホームへ行くことになる。結局、構内を広く回ってきただけとなった。そのまま、しばらく、ホームで待つ。駅前のコンビニで買ってきたおにぎり・パンなどを食べる。

 しばらくして、ドアの位置に待つ。と、今日は増結しているので、停車位置が変わるとのこと。若干ずれて、待っていると、よく大阪駅などで見る「スーパーはくと」が入ってきた。

●上郡−智頭(智頭急行)

 列車が入ってきたのだが、通路にも人が立っている。こういう場合、本当に混んでいるというケースと、降りる準備をしているという、2つのケースが考えられる。後者の場合、結構いい席に恵まれることが多いのだが、よく考えなくても、わざわざ、京都・大阪・三ノ宮方面から特急料金を払ってここまで、特急に乗ってくる人も珍しい。ということで、単純に、この駅から乗る人が、乗り込んだだけの発車となった。

 客室内に入ることができず、デッキ。しかも、ドア付近には座り込む人なども多く、ドア近くに立って景色を見る、ということもできない。仕方なく、デッキのドアの近くに立つこととなった。外の景色は、何となく見えるのだが、きちんと見ることができない。とりあえず、水田と住宅、そして時々谷になるところを、結構飛ばしていたのは分かった。カーブによる「カント」がきつくて、空が見えなくなることも多かった。

 佐用に停車。この駅も、JRの駅なので、駅名標はJR西日本。どうも、第三セクター路線を走っているという気がしない。そのあと停車した駅は、純粋に智頭急行の駅。駅名標もそれ相当のもので、何となく納得した。そうして、水田と住宅の中を、結構飛ばしながら智頭に到着する。

●智頭−鳥取−智頭−津山(因美線)

 智頭駅に到着し、ほぼ30分時間がある。駅前をウロウロしようとしたが、ちょうど雨が降ってきた。結局、少し止んだのだが、駅前の狭い範囲をウロウロしただけであった。

 鳥取行きの列車は、なぜか智頭急行の車両。しかし、乗ってみると、ワンマンの放送から「本日はJR西日本をご利用いただきましてありがとうございます」とのこと。智頭急行の範囲は全く走らないのに、智頭急行の車両。単純に、車両を借りているだけという感じがする。

 智頭を出て、水田と住宅の谷から、山へ。それを越えると、谷が広がり、因幡社。そのまま広い谷を通る。国英を過ぎて、少し山になるが、また住宅と水田のある谷になる。河原を過ぎると、両側の山が離れて、広くなってくる。若桜鉄道が合流する郡家を過ぎると、若干谷になったが、再び広くなる。町になってきて、高架になってきて、鳥取に到着する。

 鳥取は昨年の今頃も降りているが、訪れる機会も少ないので、一応、外へ出てみる。そうして、再び同じ列車に乗車。同じ区間を戻ることになる。こういうところが「乗りつぶし」らしいところである。こういう旅も、そろそろ終わりに近づいてきた。

 戻りでは、用瀬駅の停車時間が結構あったので、降りてみる。駅員のいない時間帯だったが、委託駅。というか、駅の建物の一部が中華料理屋になっていて、そこに委託しているようである。

 智頭まで戻る。この列車、智頭終点。結局、この智頭急行の車両は、JR線のみを往復していたのであった。

 智頭からJR西日本の軽快気動車。トイレがないやつ。一応、クロスシートに座ったのだが、混んできた。

 智頭を出て、智頭急行線が別れると、だんだんと谷になってくる。トンネルを抜け、山の中。時々、25キロ、雨の日は15キロ制限、というところを通る。保線の手間を省いている部分らしい。

 土師を過ぎ、那岐では、乗っていた乗客のほとんどが降りてしまった。子供と、中年以上の人。そういう人たちで、乗車率100%程だったのが、一気に4人になってしまった。駅の方を見ると、そういう人たちが多く集まっていた。今からキャンプか何かなのだろうか。

 谷を通り、所々徐行をする。そして長いトンネルを通る。このトンネルが、鳥取県と岡山県の県境。ここで、鳥取県内のJR線は完乗となった。

 トンネルを抜けると、窓がとても曇っている。外が見にくいが、まあ、これも景色の一部であろう。山の中を通り、美作河井。そのあとは、水田と住宅、川の谷を見下ろす。そして、谷が広くなってきて、水田と住宅地の中を走る。さらに谷が広がり、店も増えてきて、町になってくる。姫新線が合流し、東津山。少し停車時間があったので、降りてみる。かなり暗くなってきている。そうして、町の中を走り、津山に到着する。

●津山−岡山(津山線)

 津山線は一度乗っているが、ここでは暗くなってきてしまった。本当は、津山で宿泊すれば都合がよいのだが、広い風呂のあるカプセルホテルに泊まりたくなり、岡山まで行くことにした。ということで、明日はこの区間を戻ることになる。景色はその時見ることにする。

 岡山に着く。考えると、上郡から岡山まで、結構遠回りをしたものである。跨線橋を通り、そのまま下へ降りずに駅舎へ。改札を通り、新幹線のりばの脇を通る。そして、駅の中にある中華料理屋へ。よく考えると、ここは4回目。場所的にも便利で、量と値段、比べると結構お得なので、つい寄ってしまう。開いているかどうか不安だったが、開いていた。ただし、私が入った瞬間、これでおしまいのようであった。とりあえず、大人数の家族連れがいたので、一人だけ、という状態ではなかった。

 食べ終わり、路面電車ののりばへ。そして、清輝橋行きにのり、終点の一つ前、大雲寺で降り、カプセルホテルへ。昨年の秋も泊まっているので、勝手は分かっていた。駅前にも同じ店名のカプセルホテルがあるのだが、風呂の広さは違う。とにかく早く宿に着きたいか、広い風呂に入りたいかで、使い分けているのであった。


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