JR各線を巡る旅の記録

39 中国山地 2日目 詳細版


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2日目(2002年8月11日)
【岡山】8:07発−(普通)→【津山】9:36着、10:33発−(普通)→【新見】12:04着、12:37発−(普通)→【東城】13:11頃着、13:16発−(普通)→【備後落合】13:59着、14:27発−(普通)→【出雲横田】15:22着、15:59発−(普通)→【宍道】17:32着、17:58発−(普通)→【出雲市】18:16着、18:21発−(普通)→【江津】19:46着

 本数の少ない区間を、割とよい接続で乗り継ぐ。そうして、明日のスタート地点、江津まで行き、ビジネスホテル宿泊。

●岡山−津山(津山線)

 カプセルホテルを出て、路面電車で岡山駅まで。そうして、少し時間があるので、「区間全駅」としての岡山駅の取材。これくらいの規模になると、ちょっと慣れていないせいか、特徴を掴むのに苦労する。どうも、普通の駅と勝手が違う。ひょっとすると再取材が必要になるかも知れないが、とりあえず撮っておく。

 吉備線・津山線のホームへ。「桃太郎」の音楽で、列車が入ってくる。

 岡山をでて、市街地を走り、山陽本線・新幹線と別れ、住宅地を走る。水田が混じってきて法界院。住宅地に水田が混じる。前方に山が見える。その山の中に入るが、すぐに抜け水田と住宅の中を走る。両側とも山が近い。旭川の堤防が見え始め、備前原。左側は山が近くて、その間に水田と住宅がある。右側は水田と畑、住宅を挟んで堤防がある。そうして玉柏を過ぎ、住宅が減ってくる。谷が狭くなってきて、道と川が中心の谷になる。そうして広い川を見下ろす。しばらくそのようなところをカーブしながら走り、牧山。少し谷が広がり、水田と住宅が混じる。住宅を見下ろし山へ。川とも別れる。トンネルを抜けると水田。そうして住宅が多いところを見下ろす。川に沿う。少し住宅もあり野々口。谷が広くなり広い川と水田・住宅のあるところを走る。住宅が増え、金川。町を抜け、支流の谷へ行き、水田と住宅。山へ入りトンネルへ。少し長い。そうして抜けるが、このトンネルの前後は、岩むき出しの堀割の中を走る。ネットが張られている。水田と住宅が広がるところを見下ろし、降りていく。住宅が増え、建部。かなり古い駅舎である。水田と住宅の中を走り、旭川を渡る。噴水がでている。町になってきて福渡。

 福渡を過ぎると、町を抜け、水田と住宅、そして川のある谷である。この川は支流で、少し狭い谷となっている。少し広がり、水田と住宅があり、神目。先ほどよりも住宅が減ってきた谷である。山に沿って走り、少し山を越え、弓削。水田と住宅、畑が混じるところを走り、誕生寺。少し山を抜け、段差のある水田と住宅の中を走り、小原。水田と住宅の少し広い谷を走り、少し住宅が増え、亀甲。水田中心の谷が狭くなる。少し山を越え、町に降りてきて、佐良山。住宅が増えてきて津山口、市街地になり、津山に到着する。

 そういえば、朝食を食べていなかった。ということで、うどん屋に入る。カレーライスを頼むが、白ご飯がないということで、カレーうどん。申し訳ないということで、おにぎりを一つサービスしていただいた。

●津山−新見(姫新線)

 このあたりから、本数が極端に少なくなる。乗ろうと試みるが、なかなか乗ることができない区間だった。今回は接続が良く、乗ることができたのであった。

 津山から市街地を通り、津山線と別れる。川を渡り、さらに市街地を走る。水田が混じる。町を見下ろして上がっていき、地面が線路と同じ高さになり、住宅が増え、院庄。水田と住宅の中を走る。両側が山に近い。中国自動車道が並行し、美作千代。住宅が割と多い水田と住宅の中を走り、坪井。水田と住宅から少し山へ。そして水田と住宅の谷になる。高速道路が並行する。やま狭いところである。美作追分を過ぎ、少し水田・住宅のある谷を下っていく。中国道が並行する。谷が広がり、水田と住宅が増え、美作落合。

 美作落合を過ぎると、水田と住宅の中を走る。山は少し離れていて、段差のない土地である。古見を過ぎ、水田と住宅の中で、住宅が少し多くなり、少し町になり、久世。水田と住宅で、両側の山が高くなってきた。山に沿って走り、水田と住宅・川を見下ろして走るようになる。下がっていき、住宅が増える。店などもあり、中国勝山。

 中国勝山を過ぎ、水田と住宅の谷から、トンネルを過ぎ、山へ。トンネルがいくつかある。抜け、川中心の狭い谷だったが、広がり、水田と住宅のある谷になり、月田。水田と住宅を抜け、山へ入り、狭い谷を下っていく。少し住宅があり、富原。水田と住宅の狭い谷を上がっていき、山へ。いくつかトンネルがあり、下りてきて水田と住宅が広がり、刑部。水田と住宅の中を走る。途中、狭くなって徐行箇所がある。水田と住宅の中を走り、丹治部。水田と住宅の中であるが、時々山を下る。徐行する箇所がある。住宅が増え、岩山。水田と住宅の中を下る。そうして、再び中国自動車道が並行する。住宅が増えてきて、電線のある線路が並行し、合流。新見に到着。

 この駅、降りるのは2回目。乗り換えを含むと3回目なのだが、駅前が結構変わっていたことに気づく。

●新見−備後落合(伯備線・芸備線)

 ここから備後落合までは、一度詳しく見ているところなので、ぼーっとして過ごす。伯備線の深い谷と、芸備線の柔らかい谷の対比が面白い。

 東城で一旦乗り換え。反対側から来た列車に乗るのだが、お互い、もと来た道を戻る同じような列車。この運用にはどういう意味があるのだろうか。

 備後落合で、少し時間がある。駅前にでてみるが、山の中にある駅。駅も無人である。ほんとうに、芸備線から木次線が別れるためだけの駅という感じがする。

●備後落合−宍道(木次線)

 芸備線と、高さに差がついて別れる。芸備線とは別の谷に入っていく。そうしてすぐにトンネル。川と道の狭い谷を走る。時々トンネルがある。川が別れ、水田が少しある谷になり、水田と住宅。少し住宅が増え、油木。水田と住宅の狭い谷を見下ろしながら登っていく。山に入る。道と狭い川の谷を上がっていき、そのあとは山の中を道と一緒に登っていく。かなり登ったところで、平らになり、キャベツ畑・住宅などがある。三井野原。スキー客用の旅館があった。このあたり、本当に高原のようなところである。何となく、小海線を思い出すようなところであった。分水嶺・標高727mという看板が、並行する道路に見える。

 そこから下っていくことになる。深い谷を見下ろす。今からここを下っていくのである。道路にも高い橋がある。この下り、鉄道でいうと「三段式スイッチバック」であるが、道路の方は「奥出雲おろちループ」。かなり高い橋をループで下っていくことになる。そのループの外側を、鉄道は迂回して下っているのである。

 そうして、かなり下っていったところで、住宅を見下ろし、道路の橋を見上げるようになる。そうして、すぐ下に、線路を見下ろす。シェルターに入って行き止まり。運転手が移動し、逆方向に発車。さらに下に線路を見下ろす。出雲坂根駅に到着。家族連れなど人が多いが、列車には乗らない。ホームにある「延命の水」を汲みに来たのであろう。そうして、しばらく停車し、再び逆方向に発車。先ほど走っていた線路と、高低差がついて別れていく。水田と住宅の谷を見下ろし下っていく。谷と一緒に下り、谷と同じ高さになる。水田中心の谷である。さらに下り、水田と住宅があり、八川。水田と住宅や学校があり、段差のある土地に、水田と住宅があるところを下っていき、出雲横田に到着する。

 この列車、一応出雲横田止まりなのだが、実は停車時間が長いだけで、そのまま宍道行きになるのであった。その案内がはっきりと行われた。運動部らしき団体も乗っており、大半の乗客が降りずに、37分間の「乗り換え時間」を、車内で過ごしていた。

 そういえば昼食を摂っていない。ということで、駅前に行くと、コンビニではないがそれに近い商店。ここで食料を調達。レジになぜか鳥の唐揚げがあったので、それもつい買ってしまう。なお、ちょっと多めに買っておいたので、パンなどを分けて食べた結果、夕食も兼ねるということになってしまった。

 かなり長いこと停車し、出雲横田を出る。住宅地から、一旦狭い谷になり、川中心の谷からトンネルへ。水田と住宅のある広い谷に降りてきたと思ったら山へ。山になったり水田と住宅の谷になったりして、谷に少し住宅があり、亀嵩。そば屋も兼ねているという駅。北海道の増毛と違って、こちらは結構有名なようである。先ほどと同じようなところを通りながら、出雲三成。トロッコ列車を追い越す。トンネルを抜け、町を見下ろす。町を離れ、水田と住宅を見下ろす。少し山を越え、水田と住宅の谷。住宅が増え、出雲八代。谷から山になり、少し長いトンネル。抜けて山。そうして水田と住宅の谷。少し住宅が増え、下久野。水田と住宅の谷を見下ろす。山を下っていく。時々水田と住宅の谷を見下ろす。雨がひどくなってくる。水田と住宅などを見ながら下っていき、日登。水田と住宅の中を走り、トンネルを抜け、住宅が増え、木次に到着。

 木次を過ぎ、住宅地。川の堤防に沿い、離れる。水田と住宅の中を走り、少し谷のようになり、南大東。水田と住宅の谷が広がったり狭くなったりして、町になり、大東。谷が広がり、水田と住宅の中を走り、幡屋。水田と住宅の中であるが、住宅が少ない。堤防に沿って走る。住宅が増え、加茂中。少し山に入り、水田と住宅の谷を見下ろす。山になる。前方に水田と住宅を見下ろし、南宍道。水田と住宅の谷を見ながら下っていく。町になってきて、宍道に到着する。

●宍道−江津(山陰本線)

 今回は、今までのルートの運転本数を考えると、かなり接続はよいのだが、それでも各駅での乗り換え時間にはゆとりがある。宍道駅でも少し時間があるので、一旦外に出る。

 そうして、出雲市まで電車。水田中心のところを通る。出雲市から気動車に乗り換える。アクアライナーで使用する列車で、かなり快適である。景色もよいところを通るのだが、外が暗くなってきている。昨年の同じ頃、ここを通って詳しく見ているので、よいことにしよう。そうして江津到着。

 駅の近くに、予約してあるビジネスホテルがあるはず、と思ったら、ほんと駅前にあった。ビジネスホテルをわざわざ予約して行く、というのは始めてである。とりあえず入っていくと、本当にスムーズであった。「明日の朝は何時頃ですか」ということで、6時ちょっと過ぎ、というと「三江線?」と聞かれた。このホテルに泊まって、その時間に出るというのは、三江線を利用、いや、乗りつぶしをする人が多いに違いない。何しろ、明日の三江線も、運転本数が極端に少ないのである。


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