JR各線を巡る旅の記録

39 中国山地 3日目 要約


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3日目(2002年8月12日)
【江津】6:32発−(普通)→【浜原】7:56着、8:30発−(普通)→【三次】9:59着、11:30発−(普通)→【府中】13:11着、13:13発−(普通)→【福山】13:56着、14:07発−(普通)→【備後赤坂】14:12着、14:33発−(普通)→【松永】14:37着、17:48発−(普通)→【東尾道】14:51着、15:07発−(普通)→【尾道】15:13着、15:45発−(普通)→【糸崎】15:53着、16:25発−(普通)→【三原】16:28着、16:41発−(快速山陽シティーライナー 西条−広島間快速)→【広島】17:48着

これでJR西日本は完乗。そして、そのまま家に帰ることもできたが、ちょっと寄り道をすることになる。
 

●江津−三次(三江線)

 ビジネスホテルで目を覚ます。外を見ると少し雨が降っている。支度をして、フロントへ。昨日の話では、そのまま鍵をおいていって欲しい、ということだったが、本当に人がおらず、鍵だけおいて、すぐ目の前の江津駅へ行く。駅の窓口も開いておらず、18きっぷに日付を入れてもらうことができないが、そのままホームへ。ワンマン列車だが、車掌が乗っており、すぐに日付を入れてもらうことができた。

 江津を出たときは、乗客が3人ほど。朝早い列車であるが、次の列車は12時57分である。大きくカーブして、時々トンネルを通りながら、川に沿って走る。江津本町駅は本当に川のそばにあった。車掌が乗っており、駅ごとに乗ってくる乗客へ乗車券を売ったりしている。一人のおじいさんが、川本かどこかの温泉へ行こうとして、今日は休みであったということに気づいたらしい。どうすればよいかということで車掌と話をしていた。結局、もう少し行って、ある程度待てば反対側の列車が来るあたりで引き返すことにしたらしい。

 そのあとは、川に沿ったり、川から少し離れたりしながら、進んでいく。石見川本のあたりは町になっていたが、そのあとは川に沿って走り、時々集落があれば駅がある、という感じであった。そうして、住宅が多くなって浜原に到着する。

 一応「乗り換え」になる。少し時間があり、駅前から川の方へ行ったりして時間を過ごす。

 浜原を出ると、今までとは全く違った路線になる。トンネルの壁も新しい。川に沿っていて、面倒になったらカーブするのではなく、すぐにトンネルに入っていく。トンネル一つ一つも長くなる。そうしてスピードが全く違う。トンネルとトンネルの間に、谷を見下ろす、というところが多くなってくる。

 そういうところで、トンネルを出て、谷を見下ろしているのにスピードを落とす。宇津井駅であった。かなり高いところにあるこの駅。家族連れが降りていった。そういう感じで、新しい路線ならではのスピード感、駅施設。古い路線ではほとんどないのだが、川を平気で斜めに渡る、ということもやってのけている。

 そのようなスピード感も口羽まで。ここから再び古い路線に戻る。カーブの多い川沿いを、時々徐行しながら進んでいくことになる。雨が降っていた関係で、線路沿いの松の枝がバタバタと列車に当たる。粟屋あたりから住宅が増えてくる。町になってきて、三次に到着する。

 三次では、1時間半ほど時間があった。「乗り継ぎ」ということで考えるとものすごい待ち時間なのだが、三江線→福塩線、という乗り換えでは上手くいった乗り継ぎといえる。ただ、中途半端な時間。結局駅前をウロウロしたあと、弁当を買って待合室で食べたぐらいで、特別なことはなかった。それと、明日以降のために、「青春18きっぷ」をここで買っておく。

●三次−福山(芸備線・福塩線)

 三次から塩町までは、以前詳しく見ているので省略する。

 塩町を出ると、カーブをして芸備線と別れる。そのあとは、水田と住宅の谷、そして、時々山を越えて進んでいく。上下駅で標高387.4m。福塩線の最高地点とのこと。その次の備後矢野駅の雰囲気、ちょっと気になったが、又今度訪れることにする。

 そうして水田・住宅のある谷を下っていく。長いトンネルもある。川中心の谷も通る。そうして下っていくうちに、住宅が増えて町になって府中に到着する。

 府中から、ロングシートの電車。しばらくは、住宅地の中を通る。そのまま福山まで住宅地が続いているのかと思ったが、その住宅は途中から疎らになり、水田が多くなる。神辺で井原鉄道が合流したあと、住宅が多くなってきて町になり、福山に到着する。

●福山−広島(山陽本線)

 福山駅で、JR西日本完乗、という感慨に浸る間もなく、せわしく動き出す。このサイトの「区間全駅」というコーナーの取材で、この福山駅から三原駅まで、一気に取材することを企んでいたのである。

 ということでまずはこの駅。降りたホーム、すぐ目の前にある福山城を撮影。そうして、高架駅を降りていき、駅前で駅舎を撮影。そうして、いくつか見かけたものを撮影。裏へ行き、福山城の入り口を撮影(本文中ではボツとしました)。せわしく上がっていき、構内を撮影していると、接近メロディー「海」が流れ出す。駅名標を撮って、どうにか到着した列車に乗ることができた。

 座る必要もなく、次の備後赤坂。福山駅はかなり賑やかなところにあるが、一気にのんびりしたところになってしまう。駅舎、その他目に付いたものをいくつか撮影。駅前の国道までちょっと行ってみる。そうして戻ってきて、ホームへ。駅名標を撮って、しばらくすると、女子中学生の運動部の団体がくる。接近メロディー「100万本のバラ」。この曲を聞いて、その団体が、この曲なんやった?という話になる。誰かが歌い出したのだが、果たして曲名を思い出すことがで来たのであろうか。

 その次は松永。少し賑やかなところになるが、一応、福山市内。橋上駅である。橋上駅というのは、取材上、結構疲れる部類にはいる。一旦駅の表へ行き、再び階段を上って裏へ行き、さらに階段を上るという…。しかも、運転間隔が少しずれていて、この駅では11分しかなく、ひたすら階段を上り下りしていた、という記憶が大半を占めている。

 そして、東尾道。新しい町のようであり、この駅自体も新しい。そうして、橋上駅。あたしい駅であるが故、あまりネタのない駅でもある。少し駅前をウロウロするが、尾道駅の方へ行くバスが発車するぐらいで、さほどネタもない。駅の裏が妙にマンションに近いというところか。

 次は尾道駅。この駅で降りるのは多分、4回目になると思う。勝手は知っているので、駅前でいくつか撮影。渡し船も撮影。そうして、駅の裏へ行ってみる。駅の裏口は今回初めてであった。新しい駅舎があった。そして、裏の山に登ってみる。以前、一度、駅から少し離れたところで山に登ったことはあったが、今回は山の上から駅を見てみたく、駅の近くの山に登ろうとした。登り口は普通の住宅地へ入っていけばいい、ということは何となく分かっていたが、肝心な登り口が見つからず、一旦戻ってみると、何となくあった。そこを登っていき、駅と海がきれいに見えるところで撮影。そうして降りる。駅へ戻ってきた頃には、ものすごくのどが渇いていた。

 そうして、尾道から、私の大好きな景色を見ているうちに糸崎駅。この駅は「区間全駅」だけでなく、「気になる駅」としても企んでいた駅である。少しホームを見たあと、駅舎へ。人の気配はするが、駅員は不在。「窓口営業時間は以下の通りです」の時間に該当するのだが、不在であった。少し駅前を見たあと、ホームへ。ホームのそば屋、「今では営業していません」というキャプションで写真を撮ろうと思ったら、ちゃんと営業していた。

 最後に三原駅。この駅も新しくて、ネタに困るところであった。橋上駅よりも高架駅の方が楽に撮影できる、という事に気づく。この駅でも時間がなく、乗るべき列車が入ってきてドアが開く直前まで撮影していた。

 ということで、今日の取材はここまで。三原−広島間。個人的には結構眠れる区間なのだが、今日は格別であった。特に、西条−広島間快速、というのが有り難いこと…。

 そうして、明るいうちに広島駅に到着する。この駅でも取材、ということはせず、おみやげをいくつか買い、駅の2階で、いつものようにお好み焼きを食べたあと、路面電車で中心部へ。よく行くカプセルホテルへ。


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