北陸本線上にあり西から、東から、海(氷見方面)から、山(城端方面)から、様々な文化が混じり合う地点。駅も貨物駅と同居しており、また、この駅から分岐する支線の関係もあり、抜本的に改良されずに、「昭和の香り」を残す、味わいのある駅でした。しかしながら、北陸新幹線は新駅を通り、この駅は通りませんが、高岡の玄関の一つとして今後も発展していくために、新しい駅に生まれ変わります。ここでは、「昭和の香り」を残す、最後の姿をご紹介すべく、また、このサイト自体の方向性も変わっていくきっかけを与えてくれたこの駅に敬意を表して詳しく(写真を多く)ご紹介させていただきます。なお、只今工事進行中で、これをアップした時点で既に過去のものとなっている部分も多いことを付け加えさせていただきます。
構内の様子。西高岡・金沢方面を望む。業務用エレベータ・跨線橋もあります。
これも構内の様子。貨物列車も停まっていることが多いのが特色です。
跨線橋から見た、越中大門・富山方面。線路が多く撤去されつつありますが、貨物駅も兼ねていて、分離されていないのもこの駅の特色であり、また、長く変わらなかった原因でもあるようです。
北陸本線、富山方面のホームから見た氷見線のホーム。駅舎から階段を通らなくても行けますが、少し離れたところにあることが分かります。
跨線橋の中の様子。
構内の様子。5番のりばは富山方面のホーム。東京(越後湯沢)へ、新潟へ、青森へ、東の方へ行くホームでもあり、大阪・京都・名古屋から、西の方から来た、あるいは帰ってきたときのホームでもあります。
駅舎に最も近い7番・8番のりばは氷見線のホームです。とは言っても、平面上で駅舎からは離れています。行き止まりの線路の先には、ホームを眺めることができる椅子もあります。
駅舎から最も遠い1番・2番乗り場は城端線のホームです。ホームを出るとすぐに別れていきます。
駅舎内にあるうどん・そばの店「今庄」。福井の今庄そばと違い、「今庄さん」が経営されているため、この名前のようです。特色は「ちゃんぽん」。うどんとそばが入っています。石動・氷見のうどん文化と、富山のそば文化がぶつかり合う地域に生まれたものです。なお、「ちゃんぽん」の写真のみ2004年3月に撮影したものです。
駅舎内にはコーヒーの立ち飲みスタンドもあります。
この駅のトイレは独特な場所にあります。改札内ではないのですが、ホームのようなところ(後述)に、待合室の方から行きます。なお、構内改良工事に伴い、トイレの場所は移動して、以前より待合室に近くなりました。
改札からホームに出たところ。改札の目の前はホームのようでホームではないところです。また、歴史的経緯があり、駅舎から離れたところから1番のりば、一番近くが8番のりばであることもこの駅の特色です。
駅の構造上、通常は「1番のりば」とされる改札の前。この駅の場合はホームはありません。
紙テープ・クラッカーお断りのこの注意書きも、この駅の特色の一つです。
駅前の様子。特に向かって左側は新しいビルも建ち、賑やかになりました。
駅舎右側にある駅前ビル。バスのりばもあり、またたくさんの看板があるのも特色です。
駅前左側。この風景も近年大きく変わりました。
かつて、地平駅の多くに見られたステーションデパート。これは地下の様子です。
駅舎1階から見た2階・地下への各ステーションデパートへの階段。
こちらはステーションデパート2階です。
2階のステーションデパートには改札口もあります。
こちらは1階の、メインの改札口です。
南口駅舎。一時期はアルミニウムのモニュメントに囲まれていましたが、今はそれは取り払われています。
先ほどご紹介したうどん・そば今庄さんのお店は、南口にもあります。
南口の駅前の様子。
長らく、抜本的に改良されてこなかったこの駅も、あとしばらくでこのような駅舎に生まれ変わります。また、新たな魅力のある駅となることを期待しています。
なお、ここでご紹介できなかったこの駅のもう一つの特色、跨線橋にある広告について、付録ページを作成しましたので、よろしければどうぞ。→付録:高岡駅跨線橋広告集